田中ロミオさんの新作「和香様の座する世界」体験版感想


和香様の座する世界 [みなとカーニバル]
みなとカーニバルさんの新作で、原画:みこしまつりさん・シナリオ:田中ロミオさんと豪華なスタッフです。世界観は和風(鎌倉が舞台)で、日本の神様や妖怪・怪異が主テーマな作品です。体験版では、和香様やその妹と共に生活するに至る経過などが描写されました(エロシーンはなし)。本編は2019/04/26発売予定です。

体験版ダウンロードはこちら
和香様の座する世界
2018年。
古都・葉倉に住む主人公「梅園 遼河」は、現世に現れた古き神に食われそうになる。

しかし日本は飯が美味い。
美味しい食材を提供し、難を逃れた主人公は、
そのままその古き神の従僕にされてしまい、世話役になってしまう。

古き神「ワカ」は好奇心満点で、振り回される主人公。
しかし、世界には魑魅魍魎たちが現れ始め、主人公の周囲は騒がしくなっていく。

いきなりバトルシーン


母親たちが困っている、緊迫感ある状況からスタートし、


屋内に場面変わり、いきなり首が吹っ飛ぶインパクトあるスタートです。ビジュアル的にはホラーなものの、セリフとノリはコミカルでした。


この和香様というのが本作のヒロインです。まとめると、怪異・怨霊との戦いに主人公が巻き込まれているという状況です(主人公は戦闘のサポート的な役どころ)。

回想開始 主人公は身寄りがなく、貧乏生活

敵を撃退して落ち着いたところで、どうしてこうなったのかの回想開始です。なお体験版はこの回想のみで話が終わりました。


主人公の祖父が亡くなったとところから回想は始まり、祖父と2人暮らしだった主人公を引き取ってくれる先は簡単には見つからず(両親は失踪済み、親戚づきあいもなし)。福祉施設に入ろうとするものの、年齢のせいでダメでした。生活保護も簡単には受けられず、通っていた学園も既にやめてしまっています(それなりに友達づきあいがあったようですが、体験版の範囲では学友的なキャラは出てこず)。他に叔母の話題が出ましたが、こちらは体験版では出てこずじまいでした。


今まで住んでいたアパートを追い出され、主人公の当面の住まいは、祖父が残してくれた神社(住居つき)です。本作はここを基本にして話が進みました。住居はなかなか広く(キッチン・寝床・客間などがあり)、住まうのに問題はなさそうです。タンスには袴と女子もの制服があり、これはあとでまた出てきました。


なお神社は海の神を祀っていたということです。ぐるりと見て回ったあと、ひとまず井戸周辺の手入れ(草むしり)をすることにします。

選択肢は、間違えるとゲームオーバーな場合あり


終わって神社に戻ると、不気味なほどに真っ白な人間?を発見し、一気に緊迫感ある雰囲気に変わります。逃げるかとどまるかの選択肢が出まして、間違えるとゲームオーバーなので選ぶ前にセーブ推奨です。


とどまった場合、女に背後を取られてしまい、そのままどこかへ連れ去られてゲームオーバーです(タイトル画面に戻る)。ただこれを見ることでシール”黄泉の伊邪那美”が得られ、全く無意味というわけではありませんでした。シールの収集状況は画面右下の”ふることぶみ”で見られ、体験版の場合、枠は全部で13つです。

夜、導かれるように地下へ


“逃げる”を選んで話を先に進めます。草むしりを終えたあと、さほど深く考えずに”暇な神様がいたらうちに来てください”とお願いし、これが物語の発端になりました(願ったことで神との”つながり”ができてしまった模様)。


井戸から聞こえてくる不気味な水音を気にしつつ就寝しますが、気がつくと井戸の所にやって来ていました。鳥居を見つけ、身体が勝手に動いてくぐってしまい、


伏見稲荷のごとく延々と続く鳥居を進んでいくと、次第に水音が大きくなり、


行き着いた先には洞窟が広がっており、女が吊られていました。

女の封印を解いてしまい、必死で逃げることに


おそるおそる確認すると、首から上には鉤(かぎ)が打ち込まれていて、頭の大半が破壊されていて普通に考えると死んでいる状況ですが、皮膚の状態は不気味なほど新鮮でした。

“コレヲヌケ”という謎の声が聞こえてきまして、鉤を抜くかそのままにしておくかの選択肢です。ここもゲームオーバーありなので、選ぶ前にセーブしておきます。


“そのままにしておく”を選ぶと、必死で逃げ、無事地上へと生還します。その後、怪異とは無縁の平穏な日々を過ごし、物語は終わりでした。ここもシール”五首龍”が得られまして、エンドをしっかり回収していくと効率よさそうです。


“鉤を抜く”を選ぶと、覚悟を決めて手をかけます。主人公はお人好しなところがあり、こんな惨たらしい死に方をした者をそのままにしておくのもかわいそうという思いがありました。抜いたあとで、鉤が何かの封印だったことに気づくものの既に遅く(この女に体を操られた面あり)、


復活した化物にいきなり襲われます。腕でガードし、なんとか致命傷は防ぐものの、腕に深い傷を負ってしまいました。


まだ死にたくないと必死で走り、逃げる様子はイザナミに追われるイザナギのようでした。髪や爪といったものを投げて気をそらしているあたり、実際意識していると思われます(なお神話ですと、イザナギは桃の実などを投げて時間を稼いでいます)。捕まったら終わりという緊張感とスピード感がうまく表現されてますシーンでした。なおイザナギとイザナミの神話については、シールを4枚集めると読むことができます(黄泉の国)。


なかなか地上が見えてこなく焦り出すと、弓と矢を見つけ、これを使って攻撃することを決断します。(このシーンは珍しく、主人公の姿が描かれました)


見事命中し、なんとか地上へと戻って来れまして、どういうわけか失われた部位も元通り治っています。全て夢だったという可能性をまず考えるものの、そうすると手に持っている弓の説明がつきませんでした。そうこうしているうち、まだ諦めていない女が主人公を追って井戸から這い出てきます。

女との意思疎通を図る

逃げるか戦うかの選択肢で、逃げるを選ぶとシール”黄泉醜女”を入手です。ここまでと違い、ここはゲームオーバーにならず、戦う展開に合流します。


戦いでさらに選択肢ですが、自分がやった限りでは、どれを選んでもあっさり撃退できました。女は空腹なことに加え、地上に出てきたことで大幅に弱体化しているようです。


大人しくなった女を神社に運び、様子を見ていると意識を取り戻しました。あれだけ凶暴だった相手に対し、気絶させてしまったことを詫びるなどシュールな会話で、主人公のお人好しさがうかがえました。

怪物はこちらが食べているカップ麺を指さしつつこちらに噛みついてきますが、相当力が失われているようで全く痛くありません。危機はひとまず去ったと少し安心した主人公が食べかけのカップ麺を差し出すと、古代の粗末な食事しか知らない女にとって相当美味しいものだったらしく、もっと欲しいという反応です。

食事を終えて何か言葉を発するものの、主人公には理解できず(意味不明な発音の演技がなかなかよかったです)。聞いているうちに”るるは”という単語が聞き取れ、これについては後ほど明かされます。まずは単語を教えようと色々苦労の末、水の意味を教えることに成功し、続きは明日にしようとひとまず寝ることにします。ただ弱体化しているとはいえ地底での凶暴さからするとまだまだ危険度は高く、なかなか怖い状況でした。

女に食事を与える


夜中、物音に起こされ客間へと様子を見に行くと、先ほどまでと違って女の顔が復活していまして、言葉も古風・高圧的ではあるものの綺麗な発音で普通に話せるようになっています(テレビを見て学習していました)。カップ麺を(お湯をかけずに)そのままバリバリと食べており、なぜまずいのかわからないという表情です。


見かねた主人公が食事を作りだすと、ガスで湯を沸かすのを見て驚いた様子です。何食か平らげるものの、まだまだ空腹らしく、主人公のことを食べようとしてきました。


戦うか受け入れるかの選択肢で、ここはゲームオーバーありです。受け入れるを選ぶと、シール”鹽盈珠(しおみつたま)”を入手したあと、女に吸収されることを選びます。食われるというよりは同化で、主人公の意識はそのまま残り、不思議な世界観でした(ゲームオーバーで、タイトル画面に戻る)。

戦うを選ぶとさらに選択肢で、”とりあえず殴る”を選ぶと簡単に倒せてしまいました(なお”めいっぱい押す”を選ぶと、シール”意富加牟豆美命[おおかむつみのみこと]”が手に入りました)。 ラーメンを食べた程度ではまだまだ体力は戻らないようです。話していると、女の腕が突如落ち、無理矢理くっつけて身体にしているとのことです。状況的にはホラーですが、軽快な音楽と、女の軽いノリでコミカルな雰囲気でした。

過去の戦いについて語られる

ここで女が神を名乗り、属性的には水の神ということで、この神社とそういった意味でもつながりがありました。女は”アマツ”との戦いの末、酒を飲んで酔ったところを襲われて封じられたとのことです。ここで女の妹=ルルハ(琉々葉)なことを主人公も理解し、この”琉々葉”を探しだすのがとりあえずの目的になります。


神(和香様)はまだ主人公のことを狙っており、自分を呼びだしたのはそちらだろうと言ってきます(=草むしり後の願い事がこの神に伝わっていた)。神よりはるかに軽い立場である人間が神を呼びつけておきながら何も捧げないのは大変失礼なことで、生け贄を求めるのは当然、自分は悪くないというのが神側の主張でした。

主人公は、これといった生きがい・やりたいことはないものの、やはりまだまだ死にたくはなく、生かしておいてくれればカップ麺よりおいしいものをいくらでも出せると訴えます。聞いているうちに神の気も変わり、”いざとなったときの保存食”ということで納得してくれました。日に二度の食事を提供することを約束し、神のしもべ的な立場になります。

7/21 神様は早起き


起きると神様が不機嫌で、早起きして狩りや釣りに行かなくていいのかと疑問顔です。昔の民はよほど早起きだったようです。神の使いなので仕事をしないということでうまく話を合わせ、機嫌はカップラーメン5つで直りました。

まずは自分を封じた神々(アマツ・天津神)をやっつけに行きたいとのことです(=神同士の戦いに負けた)。時代的には封じられたのは縄文・弥生時代あたりらしく、生け贄を取ったことで悪者扱いされて封印されるに至ってました。アマツへの恨みを晴らすと1人で勢いよく出ていくものの、すぐに戻ってきました。はるかに下の存在と思っていた人間が支配している現代世界を見て理解が追いつかず、ショックを受けています。


街では痴女呼ばわりされたそうで、まずは格好(胸元がばっちり出ているなど露出が激しい)をなんとかすることにします。ちょうどあったセーラー服を着せると、質の良さに上機嫌です。

夜の街に繰り出し、神はいたくショックを受ける


夜、和香様が出かけると言って飛び出していき、慌てて追いかけます。まずは境内にあった自転車に驚き、


光り輝くコンビニやバイクやモノレールを目にして困惑します。葉倉という地名やモノレール(大船~西鎌倉~江ノ島を走ってます)やこの後出てくる神社などからすると、本作は鎌倉がモチーフのようです。



一通り見終わったあと、変わり果てた状況を知り、倒すべき神はこの世界にもはやいないのではと物思いにふけります。和香様の切なさと街の綺麗さがうまく表現されてますシーンでした。


主人公の案内で鶴岡八幡宮らしき所にやってきますが、神様は勝手には進入できず(先客がいる神社に許可無く立ち入ることはできない)。どうやらこの世界に全く神がいないというわけではないようです。妹捜しをするため、主人公の霊感を高め、夢を見せて場所を占うことにします。


神様に携帯ゲーム機を差し出したあと、眠りに就くと、無数の光が浮かんでいました。数が多すぎて目的の妹様を見つけることは困難そうに思えましたが、こちらを睨み付けてくる不気味な力がありました。ここ以降はこの女がメインになります。

7/26 バイト先が実は悪霊だらけなことを知る


神様はゲーム機に夢中です。寝る必要がないので一晩中やっていて、バッテリー切れで消えてしまった画面に落ち込みます。


ゆうゆう亭というのは主人公が働いているバイト先です。今まで一度もできたことのない行列ができているのを目にし、やる気満々で慌てて駆け込むものの、


店長は怪訝そうな顔をし、いつもと同じく客はいませんでした(並んでいるように見えたのは霊と思われる)。霊能力を得たことで、今まで気づいていなかった悪霊が見えるようになり、店が悪霊の住み処と化していることに気づきます。戦って追い出そうとするものの、主人公にはまるで戦闘能力がなく、あざ笑われて終わりました。なお選択肢で”和香様、信じてますから!”を選ぶと、シール”道半之大神(ちがえしのおおかみ)”が手に入ります。

気がつくとポケットにCDが入っており、このあたりはリング(ビデオを見ることで死の呪いに感染する)のパロディになってます。主人公が隠すものの、店長があっさり再生してしまい、慌てる主人公とのんきな店長のギャップが面白いシーンでした。


店内を観察していると、霊はどれも女で、イケメンな店長目当てで寄ってきていることに気づきます。


途方に暮れていると、坊さんが来店し、霊の多さに驚いたあと瞬く間に撃滅してくれました。除霊料として料金40万を請求しようとするものの、霊が見えない人間に請求しても仕方ないと、食事で勘弁してくれます。

霊が見えている主人公にとっては救世主ですが、見えない一般人からしたらタダで飯を食おうとするうさんくさい人間でしかない状況です。店長は怪訝に思うものの、主人公の意見を受け入れ、タダで食事を出すことにしてくれました。

坊さんは、霊が見えているならと主人公をスカウトしてくれ、店も辞めた方がいいと諭されるものの、主人公としては恩義があるので辞めるわけには行かず、誘いを断ります。


坊さんの食事代を自分が払うというあたり、主人公の人の良さがうかがえました。店長も幽霊が見えていないにもかかわらず主人公の言うことを素直に信じてくれ、信用されていることがありがたいです。どちらも好感の持てるキャラでした。

夜、気配を探る


家へと戻り、物の怪を退ける攻撃系能力が欲しいと訴えますが、それは簡単にはいかないことでした。例えば目から稲妻が出るようにすると、その代償として失明するとのことです。ただ見る能力をアップデート・調整(昼間見えすぎると不便なので少し抑える)してくれました。


さっそく眠りに就くと、昨日と比べてかなりの変化で、光の詳しいところがわかるようになっていました。この場面は、青い光にマウスカーソルを当てて左クリックすると話が進みます。


雪女が業務用冷蔵庫の中で女子会をやっているなど、細かいところまでしっかり手が込んでいました。


一通り見終わってそろそろ起きる時間だなと思っていると、邪悪な気配を感じ、ズームしてみると出本は葉倉山の地中深くでした。ここから出せと訴えてきますが、出したらどうなるんです?と問うと、貴様を狩ると言われて、慌てまくる気配を無視してズームを解きます。

7/27 初めての物の怪退治

起床後、先ほどの霊のことを伝えるべきか迷いますが、とりあえず当たり障りのなさそうな雪女のことを教えることにしました。今すぐにでも出かけそうな神様を、バイトがあるからとなだめて神社を出ます。”同道”はあまり聞かない単語ですが、付き従い一緒に行くという意味でした。

バイト先では、昨日の除霊の効果で客が次々入ってきまして、応援したくなります店の雰囲気でした。新メニューをあれこれ考えたあと帰宅します。


まずは商店街をぶらつき、所持金・家計が気になる主人公は、なんとかして安いもので神様の腹を満たさせようと知恵を絞ります。金のことなど全く気にしないで次々食べようとする和香様とのギャップが面白いところでした。


腹が満たされたところで霊の気配があったところへと案内します。夕方は常世(いわゆる霊界)に迷い込んでしまいやすい時間帯とのことです。


意識を集中させて気配を探っていくと、鬼の妖怪と遭遇しますが、神様の力で瞬殺でした。これでこの日の除霊は終了です。なお強さ的には、先日店に来た坊さんより和香様の方がはるかに強力でした。

琉々葉の封印を解いていいのか迷う


夜、また夢を見まして、青い光を順に埋めていくと黄色い光が出ました。”子死越地区”を選ぶとシール”綿津見大神”を入手です。続いて昨日の気配を改めて探り、狩ったりはせぬとのことですが、これまでの態度からするとかなり疑わしいです(出してもらうための演技な可能性大)。


琉々葉の封印を解くか否かの選択肢が出まして、ここはゲームオーバーありなので事前にセーブです。封印を解くを選ぶと、翌日主人公1人で現地に向かってしまい、あっさり食われてゲームオーバーでした。シール”鹽乾珠”(しおひるたま)を入手で、だいぶシールが集まってきました。


“とかない”を選んで話を進めます。アホの子らしく、ちょっと気を抜くと本音がすぐに漏れてしまうあたりは和みました。声の演技も、媚びを売るときと苛立っているときのテンションの変わり具合がわかりやすくてよかったです(CV:五行なずなさん)。

7/28 江ノ島へ出かけ、芸人?と遭遇


琉々葉は見つからなかったと嘘をつき、さほど害がなさそうな物の怪のところへと案内することにします。


撃退後、ぶらりと江ノ島へと向かうと、楽器をかき鳴らして語っている芸人?を見かけ、足を止めて見ていくことにします。


子供を食べてしまった五頭龍の話などがあり、妙にリアルな描写です。


選択肢は、1000円を選ぶと、シール”べんてん”を入手です。終演後、神様な和香様的は”島の始まり淡路島”というところが納得いかず、難癖を付けます。和香様としては、おのごろ島が最初の島であるという認識です(なお調べてみると、オノゴロ島がどこを指しているかについては諸説あるものの、女の言うとおり淡路島[沼島]説が主流でした)。女は若い学生がオノゴロ島を知っていることに驚き感心してくれます。この女の素性は気になるところでした(ただの一般人なのか、霊能力者関係なのか、それとも神様なのか)。



芸人女と別れたあと、江ノ島がいつどうやってできたのかという所から、常世と現世についての話に至り、このあたりは少し難しめです。常世が神の住む世界、現世が人間の住む世界なのだと自分は理解しました。常世で神がやったことが、少し間を開け、現世に何かしらの影響を与える模様です。


夕食を楽しみにしつつ帰ろうとしていると異変が起き、江ノ島が一瞬消えて見え、騒ぎになります。が、和香様はさほど気にしていない様子でした(常世ではそういったことは珍しくない)。

琉々葉を出してやることを決断


眠りに就くと、いつものように琉々葉が話しかけてきます。琉々葉としては滅多にない出してもらうチャンスということで必死ですが、出した場合、(仮に主人公が食われるのを逃れたとしても)他の人間を食いまくるのは明白です。主人公としては、現在の生活を維持することが最優先事項でした。


主人公としても毎日聞かされるうちにさすがに情がわいてきまして、人を食わないと約束できるなら出してもいいと提案します。そんなの無理だといつものように即座に返されますが、主人公が食事を作る(現代では人より食事の方がおいしいと力説する)と説得していくと、ようやく人は食わないということで話がまとまりました。

7/29 姉とともに、琉々葉の封印を解除


バイト先は、食材が届かず休みでした。バイト代は午前中分だけとはいえ払うと言う店長と、掃除だけでもしていくという主人公のどちらも律儀で好感が持てました。


ここで意を決し、琉々葉らしき人物を見つけたと和香様に報告します。和香様は当然ながら琉々葉の凶暴な性格をよく知っていまして、出したら暴れて収拾がつかなくなるのではという主人公の心配は言わずとも伝わっていました。


葉倉山に着いたところで改めて常世と現世についての話で、戦い絡みの情報が出てきました。まとめると、(本来の力を出せない)現世の地上では和香様達を倒す(消滅させる)ことが困難だったため、やむなく封印したということです。


選択肢で”惨拝した”(下の選択肢)を選ぶと、シール”豊玉毘売命”を入手です。


主人公が最初に祈ったときの経験を活かし(あの時と同じ状況を意図的に作る作戦)、道端にあった小さな鳥居の前で祈ってみます(神が不在な神社の前で祈ると、最寄りの神とコンタクトを取ることができると推測)。面倒だったので無視したなどの面白会話の末、狙い通りに”縁(えにし)”ができました。


ちょっとびっくりする寝かす技で寝かされ、気がつくと洞窟内です。


触手系の化物を目にし、主人公1人でどうしたものかと途方に暮れていると、和香様が助けに来てくれました。


琉々葉に刺された鉤(かぎ)は、神様にだけ特別な効果があるとのことです。


鉤を全部抜くものの、琉々葉は動かず、ひとまず地上に運びます。が、運んでいるところを通りすがりの子供に見られてしまいました。端から見るとこの状況は、どう見ても死体遺棄中です。


パトカーに追われて困ったことになり、神様の力で常世を使って移動し、なんとか神社に到着です。和香様の指示でひとまず水につけ、この日はここで眠りに就きます。

7/30 琉々葉は凶暴な脳筋娘


起きると琉々葉がいません。和香様もいなく、主人公は大いに慌てます。幸い家の外には出ておらず、台所で発見しますが、案の定凶暴そのものでした。ただ幸い本来の力はまだまだ戻っておらず、大外刈りで難なく勝利です。


食事(おかゆ)を出すと、こんなおいしいものは食べたことがないと満足してくれた…かに見えましたが、すぐに飽きてしまいました。相変わらず、隙あらば主人公を食おうとします。


主人公はバイトに出かけ、姉と妹の再会です。数千年?ぶりの感動の再会ですが、ほどよくコミカルさもありました。


封印されたときの状況が語られ、まとめると、人間達に攻撃されたのが致命傷になりました。人間と交流を持たなかったのが自分たちの敗因と結論づけます。敵が既にいないにもかかわらず、琉々葉は戦う気満々で、和香様はどうしたものかと困り顔です。


帰宅後選択肢があり、蟹挟を選ぶとシール”塩雑神”を入手できました。


相変わらず主人公を食べようとする琉々葉に、既に保存食になっているとアピールすると効果大で、ようやく引き下がってくれました(=姉に睨まれるのだけは嫌)。


都に連れていくと和香様が琉々葉に約束し、体験版はここで終わりです。

感想まとめ

話的には、先の展開が読めず、ぐっと引き込まれる面白い冒頭部でした。テキストはクセがなく読みやすく、神絡みの説明もすんなり理解できました。ほどよくパロディやらコミカルなセリフやらが入っているのも、飽きずに読めましていい趣向でした。キャラ的には、常識人で人のいい主人公、神様らしい威厳のある和香様、脳筋で凶暴な琉々葉とバラエティーに富んでいて面白かったです。声的にも、特に琉々葉役の方がいい熱演で印象に残りました。

選択肢は多めでしたが、間違えると即ゲームオーバーになるか、どれを選んでも同じ結果になるかでしたので(=すぐに結果がわかる)、特に苦労はなかったです。シール集めも、進める上でのいい目標になっていました。あとはバトルシーンがちょくちょく出てきましたが、コマンドバトルなどのゲーム性はなかったです。

エロシーンは今回の体験版ではなしで、お色気的なシーンもなかったです。本編でヒロインとどういう流れでエロシーンに至るのかは気になるところでした。


和香様の座する世界

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◇家族計画〜そしてまた家族計画を〜
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