オムニバスエロRPG「戦乱のヘキサ」製品版感想5(帝国将軍ボルデ編)

戦乱のヘキサ
戦乱のヘキサ [池袋DPC]
4/27発売の新作で、戦乱陵辱の世を6人の主人公を通じて描いた作品です(RPGツクールVX製)。今回は帝国将軍ボルデ(帝国軍の指揮官で、ギアの上官的存在)をやっていきます。

DLSite販売ページ 1,836円、170ポイント還元
DMM販売ページ 1,836円、340ポイント還元

これまでの経過はこちら
体験版感想
製品版感想1(帝国兵ギア編、ノード王国女兵士レダ編)
製品版感想2(山賊インゴ編)
製品版感想3(アーデルハイト編)
製品版感想4(剣士フェイ編)
物語の舞台は、強大な帝国軍の侵攻を受ける小王国ノード。
そのノード王国の戦乱を生きる、立場も目的も違う6名の主人公たちは、
それぞれシステムの異なる「兵士」「放浪」「指揮官」の男女。
選んだ主人公によって全く異なるストーリーが展開されます。

戦闘システムはアーデルハイト編と同様


話的には、帝国軍の勝利は時間の問題なものの、援軍が来る前に自分達で攻め落とさないと自分の出世に響くということで、それなりに焦りはありました。


商人は部屋左下におり、アイテムの他、奴隷女や防衛用の傭兵も買えました。


戦闘のシステムはアーデルハイト編と同様ですが、こちらは軍師はおらず、予測は”詳細情報”(消耗品)で行います。1回につき1つ使ってしまい、あまり乱用はできません。情報の精度は軍師と違って100%のようで、やった限りでは外すことは一度もありませんでした。

暗殺者の襲撃


チャプター2の戦闘後(どこを攻めても同様)、女暗殺者ドリスが襲ってきます。半端ない攻撃力で、戦闘になってしまうとゲームオーバー確実でした。


これについては、チャプター2戦闘前に地下牢(男捕虜達からの得物報告)へ行き、”特殊情報”を得ていると、対処法を選択できました(要5000G/10000G)。正解は10000Gです。


10000Gを選択すると、”稲妻の魔札”で迎撃し、無事捕獲です。一方5000Gで警護を固めると、護衛の多さを見て暗殺者が逃げていってしまいます(=捕まえられない)。捕まえて利用したい場合は、10000Gで捕獲する必要がありました(あとから罠に変更可能なものの、5000Gが無駄金になってもったいない)。

グートルーン将軍が来訪~王都を落としてノーマルエンド


チャプター5、グートルーン将軍がやってきます。手柄は横取りしないと紳士な様子ですが、歪んだところのある主人公はあの女をなんとかしないとと大いに焦ります。(グッドエンドを迎えるには、このキャラを落とすことが必要でした)


順調に砦を落としてくると、このあたりで敵王都を攻められる状態になってます。本作は取ったところを守り続けるのが難しい仕様になっており(放置しているとどんどん攻め込まれる)、終わらせられるときにさっさと終わらせておくのが肝要でした。


アルドラン王都攻防戦は1戦のみで、勝利するとあっさりと決着です(ノーマルエンド)。なお早期決着を図ってもメリットは別になく、チャプター10までに落とせたか否かの判定のみです。

グッドエンドを狙ってみる


グッドエンドには、王都を落とす前にグートルーン将軍を奴隷化しておく必要があり、他のグッドエンド同様に難易度高かったです。策は地下室の椅子に座ることで練ることができました。


イシュを占領状態においた上で商人に話しかけると、媚薬を売ってもらえ(10000G)、これがグートルーン将軍攻略のとっかかりになりました。なおこの媚薬は一度買っておけば、周回プレイで引き継がれます。


媚薬を使って暗殺者を調教すると、これまでと違って反応を示すようになります。繰り返し実行していき、3回目で落としきれました。

再び椅子に座ると話が進み、これで作戦を実行できますが、この段階でやってしまうと、ギア編の時同様に半端ない攻撃力で歯が立ちません。


自室のメイドと3回Hしておくと、作戦をより万全を期したものにできました。メイドに指示して、グートルーンお付きのメイドを拉致してきて調教します。調教は1回のみで止めておきます(正常に話せる状態でとどめておく)。うっかり2回やってしまうと壊れてしまって、グートルーンに作戦がバレてアウトなので注意です。


全てがうまくいくと、素手状態のグートルーンを相手にすることができます。こうなると敵の攻撃力はほぼなし(食らうのは1ダメージ)で、これまでとうってかわって超楽勝でした。


勝利したら、他の女と同様に地下室で調教です。最初の強気な態度から変化していく様子がうまく表現されてます。これでグッドエンドの条件の片方が満たせました。あとは拉致してきたメイドも好きなように調教してOKで、ろれつが回らなくなったメイドを見て不安を覚えるボルドがシュールでよかったです。


チャプター6、軍議を始めようとするとレダ達が襲撃してきます(レダ編のifEND展開)。特殊情報を元に警備を増やしていれば、五月雨斬り+流星剣*3で楽に勝てました。あとは王都を落とせばグッドエンドです。

[グッドエンド行動例]
詳細情報を40個程度ため込んでから開始
チャプター1:メイドと3回H 私兵団にバンダレイを防衛させる セルディオ砦を攻撃
チャプター2:地下室へ行き奴隷一括調教を数回繰り返し、特殊情報を受け取り、罠を張るを選択 私兵団にセルディオ砦を防衛させる ヒックス砦を攻撃 暗殺者撃退
チャプター3:私兵団にヒックス砦を防衛させる ヒース砦を攻撃 義勇団発生
チャプター4:私兵団にヒース砦を防衛させる シュルツ砦を攻撃
チャプター5:グートルーン将軍が面会に来る 商人から媚薬購入 特殊情報を受け取り、警備を増やす 地下室で暗殺者を調教*3→椅子に座って思案→自室のメイドに話しかける→さらってきたメイドを一度だけ調教[2UP]→作戦決行、戦闘で勝利する グートルーン将軍を調教しきる(従順度で14~16程度) 私兵団にシュルツ砦を防衛させる イゴール砦を攻撃
チャプター6:軍務室襲撃 王都アルドランを落としてクリア

他には商人がルシールを売ってくれ(売られてきた経緯は山賊インゴ編参照)、買っておくとルシールをおとりにしてアーデルハイトをおびき寄せることができます(ただ利用価値はあまりなく、通常の捕虜と大差ない扱いでした)。

エンドを埋めると酒場に変化

各キャラのエンドを埋めていくと(エンド16つ程度?)酒場カウンター付近に新たな客が現れ、真エンディングを見ることができるようになります。これまで謎でした酒場での操作キャラの正体がなんとなくわかり、なるほどと思わせる展開になってました。


さらにエンドを埋めていき、18つ全て埋まると絵描きが描いていた絵が完成し、ボーナスCGが見られます。こちらはCGのみでイベントはなしでしたが、達成感あっていい趣向でした。あとは絵を調べることによって回想を全解放できます(選択式で、あえてしないことも可能)。見るのがやたらと大変なインゴ要塞などは、これで開放してもいいかもしれません。

感想まとめ

非常にやり応えあり(プレイ時間はセーブデータの数値で約28時間)、丁寧に作り込まれた申し分ない内容になってました。主人公ごとにシステムが大きく違うため、やっていて飽きることはなく、終わりまで非常に面白くプレイできました。ストーリーも両サイドから描かれるイベントが多々あり(レダ達による襲撃やルシール捕獲など)、より深く理解ができるようになってました。

ゲームバランスもよく調整されてました。ノーマルエンドは普通に進めていけば難なく見られ、ひとまずはこれを一通り見るだけで話を理解できます。一方グッドエンドは相当念入りに準備しておかないとたどり着けず、どのエンドも見られたときはいい具合に達成感ありました。インゴ・フェイ編で自由度が高い作りにもかかわらずこれといったバグに出くわさなかった(Ver1.0でプレイ)点も、よくデバッグされているなと感心するものがありました(ただ掲示板を見ると、細かなバグはいくつかある模様です)。

エロシーンはいずれも陵辱で、シーン数・エロテキスト・CGクオリティともに申し分なかったです。回想部屋のヒントも的確でわかりやすく、ストレス感じることなく埋めていけました。


戦乱のヘキサ
戦乱のヘキサ [池袋DPC]