オムニバスエロRPG「戦乱のヘキサ」製品版感想3(アーデルハイト編)

戦乱のヘキサ
戦乱のヘキサ [池袋DPC]
4/27発売の新作で、戦乱陵辱の世を6人の主人公を通じて描いた作品です(RPGツクールVX製)。今回はノード王国騎士のアーデルハイトをやっていきます。

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オムニバスエロRPG「戦乱のヘキサ」(池袋DPC)体験版感想
製品版感想1(帝国兵ギア編、ノード王国女兵士レダ編)
製品版感想2(山賊インゴ編)
物語の舞台は、強大な帝国軍の侵攻を受ける小王国ノード。
そのノード王国の戦乱を生きる、立場も目的も違う6名の主人公たちは、
それぞれシステムの異なる「兵士」「放浪」「指揮官」の男女。
選んだ主人公によって全く異なるストーリーが展開されます。

戦闘形式は特殊


アーデルハイトの副官(軍師的な役どころ)がルシールで、知的な雰囲気がうまく出てますキャラでした。


この主人公の場合、戦闘はじゃんけん的なバトルになります。勝つと一歩前に進み、負けると一歩下がるのを繰り返し、端まで押しきるか押しきられるか10フェイズ経過するかすると決着です。ルシールの予想は8割当たるということですが、体感だと5~6割程度でした(なお後のイベントでこの確率は上がります)。


適当にやると敗戦続きで、あっという間に戦況悪化していき、最終ラインを突破されてノード王国の敗北に終わりました(バッドエンド2)。なかなか特殊な形式なので、最初はシステムに慣れつつエンド埋めでいいかと思います。


なお”全軍突撃”を選んで自ら戦場に赴いくことも可能でした。レダ編と同様な兵一杯の戦場画面になり、反対側にいる総大将を倒せばステージクリアです。今回やった限りでは、総大将に勝つのは厳しかったです(ザコを避けるなどして大将までは行けるものの、大将[将軍]に勝つのが難しい)。

クラリスを助け、義賊ヘルガと連絡を取る


チャプター2の頭、メイドなクラリスが、他使用人達に襲われます。助けにいかずに次チャプターに進むとレイプシーンが見られます(グッドエンド以外は、助けなくても問題なし)。助ける場合はすぐに自室に戻り、扉を二度調べたあと破り、地下へと降りると未遂で済みます。


王女私室に行くと義賊ヘルガの話がありました(このイベントを終わりまでやると、じゃんけんバトルを有利に進められるようになる)。義賊団はインゴ編で邪魔してきた組織です。自室に戻り、ルシールに調べを頼むとイベントが進展します。なお調べ終わるまで時間かかり、チャプター1でやった場合、チャプター4頭で報告が入りました。


どこを攻めたらいいのかわからない場合は、将軍のアドバイスが参考になりました。ボルド・アーデルハイトを数周やった印象だと、ヒース砦(拠点城から見て左下)が双方にとってキーになる拠点でした。


勝利後、見回りをすると自軍兵がレイプしているところに出くわす場合があります。とがめるかスルーするかを選択でき、見なかったことにすると何も起こらず、一方とがめると兵士の不満度が上がりました(とがめ1回につき不満度1アップ)。なお不満度は大臣失脚イベントで手に入る”風聞の角笛”で自由に変更できます。


不満度7以上の時に負けると、リザルト画面で反乱が発生し、イライラを抑えきれなくなった見方兵士達に取り囲まれて犯されます。説得力ありますいい展開でした。

大臣から呼び出し、ルシールから相談


チャプター4、一気にいろいろイベントが発生します。まずは大臣からの呼び出しで、大臣執務室へは軍議室の反対側(軍議室から右に行ったところ)です(移動兵士を使うと楽)。私邸に招かれたあとはいったん自室に戻り、ルシールに相談します、潜入任務を得意とする冒険者と知古が得られれば…という話になりますが、この段階だとまだアテがありません。

このイベントは、すぐに大臣私邸に行く必要はありません(この段階で私邸に行ってしまうとゲームオーバー確定)。選択肢で承諾すると毒にかかって即ゲームオーバー、断って険悪になってしまうとこちらも数ターン後に陰謀でゲームオーバーでした(いずれも陵辱エロあり)。


チャプター1で王女イベントをやっていた場合、ここでルシールからは調査報告が入ります。王女私室に行き会話し、暗号で書かれた手紙を受け取ります。


他にはルシールから、故郷の村について相談されました。故郷はアルドラン南東の街道の村で、もし次に襲われた際は自分が駆けつけたいと訴えてきます(インゴ編と展開がかぶります)。


ルシールに許可を出すと、チャプター5、ルシールが山賊退治に向かいます。山賊達は予想通りの弱さですが、想定外の赤毛の男がおり(この男についてはフェイ編でじっくり描かれます)、この男が半端ない強さでした。ルシールは負け、とらわれの身になります。


このチャプターで山賊アジトに攻め入って賊を倒すと救出成功(幸い赤毛男は不在)、スルーして次チャプターに進むと陵辱エロです(なお犯された後で助けに行っても、既に売り飛ばされたあとで見つけられない)。


戦争の方を順調に進めていくと、このあたりでイグナシオ国境砦あたりに到達しますが、ここを落とすと大臣の謀略が起きることが多かったです。兵士達に拘束されてしまい、抵抗するを選ぶと戦闘になりますが、1対1でも勝つのが困難な騎士が6体ということで勝てる相手ではありませんでした。

ラルクが面会に来る


チャプター6、ギア編で出てきました男装傭兵のラルクが面会に来ます。生き別れの妹を探しているということですが、メイドとして働いてくれているクラリスが偶然にもその妹でした。妹を丁重に扱ってくれていた礼がしたいと協力を申し出てくれ、これで大臣失脚イベントをやれるようになります。


ラルクは潜入は専門ではないということで、知り合いのフェイを紹介してくれました(2人の関係はフェイ編で描かれます)。


フェイに任せるか諜報組織に頼むか選択があり、フェイに頼むと手動で謎解きです。大臣私邸へと向かい、縁談は断ります。大臣部屋でフェイを操作して謎解きをすることになり、左の絵の右の乳房のみ+右の絵の左の乳房のみを押すと解除できました(書架の官能小説を読むとヒントが得られます)。よくわからなくなった場合は、真ん中のピアノを調べるとスイッチをリセットできます。


成功すると、右手の廊下に隠し階段が出現し、地下で書棚を調べると不正書類が手に入り、これで大臣を失脚させられます。あとは宝箱から”風聞の角笛”が手に入り、大臣不満度と兵士不満度を自由に操作できる便利アイテムです(大臣不満度は、失脚後は操作不可)。(引き継ぎ可能)


一方諜報組織に頼むと、謎解きを自動で簡単にやってくれまして、楽したい場合はこちらを選ぶといいです。ただこちらだと”風聞の角笛”は手に入りません。


他には王女私室へ様子を見に行くと、義賊がやってきていました。義勇軍と連携を取ることになります(バトルで少し優位になる)。


敵要塞を落としきれないままチャプター10を迎えると、それまでの状況を無視して帝国が総攻撃してきまして、(イグナシオ国境砦を落としている状況であっても)一気に王都が取り囲まれます。主人公ははかない抵抗をすることになり、バッドエンド1がこれで埋まります。

グッドエンドを目指してみる

グッドエンドの条件はチャプター9までに帝国要塞を落とすことでした。イグナシオ国境砦から先に攻め込むには大臣を失脚させておくことが必要で、そのためにはラルクの助けが必要です。他にクラリス・ルシールのイベントもそつなくこなす必要があり、ミスなく行動する必要がありました。

[チャプター1~6の行動例]
(もしどこか奪われた場合は取り返す)
チャプター1:軍議室でメンデルスにシュルツ砦の防衛を頼む 攻撃先はヒース砦
チャプター2:自室を出るとクラリスが襲われるので、戻って扉を調べて助ける 軍議室でメンデルスにイゴール砦の防衛を頼む 攻撃先はバンダレイ砦
チャプター3:軍議室でメンデルスにバンダレイ砦の防衛を頼む(以降継続) 攻撃先はセルディオ砦
チャプター4:ルシールの申し出を許可しない 大臣のところ(私邸)にはまだ行ってはいけない イグナシオ国境砦を攻撃してはいけない セルディオを防衛or山賊退治
チャプター5:セルディオ砦を防衛or取り返す
チャプター6:クラリスが健在だと、ここでラルクがやってくる(会ってみるを選択)協力してもらい、大臣を失脚させる イグナシオ国境砦を攻撃


チャプター7:これで帝国要塞に攻め込めるようになります。ここまで来ると自室右下にいつもはいないメイドがおり、王女様からの呼び出しがかかります。


王女様からは王国に伝わる剣”ソードオブノード”を渡され、これがこの先のラストバトルで役立ちました。(忘れずに装備する)


要塞戦は3連戦になり、無駄なダメージ・戦闘を抑える必要がありました。1戦目はセーブ/ロードで乱戦を成功させたあと、ルシールの予想に従って押し切ります。2戦目はひたすら門に突撃します。ザコがどんどん寄ってくるので、素早く突撃し続けます。


3戦目は要塞内を探索してボスを探していきます(他主人公でルートを覚えていると楽)。執務室にはおらず、少し戻って下り階段を降りた部屋で見つけられました。


敵将軍のボルドは卑怯な手を使ってきまして、ここでソードオブノードが効果を発揮します(もしないと弱体化させられ、勝つのは困難)。ここまで来ればあとは倒すだけで、五月雨斬りを3回ほどで勝利できました。ここまでたどり着くのはかなり大変で、その分いい具合に達成感ありますエンドでした。

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オムニバスエロRPG「戦乱のヘキサ」製品版感想4(剣士フェイ編)

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