「9-nine- そらいろそらうたそらのおと」製品版感想


9-nine- そらいろそらうたそらのおと
4/27発売の新作で、能力・石化事件を巡るシリーズ物の2作目です(今回の主役は新海天)。妹の天が自由奔放で可愛く、話の続きも気になったので購入してみました。(以下ネタバレあり、プレイ予定ある方は閲覧注意)

DMM販売ページ 3,024円

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今回は妹がヒロイン「9-nine-そらいろそらうたそらのおと」体験版感想
責任感が強く頼れる主人公「新海翔」は、
正義感の強いしっかり者「九條都」が事件の解決のために動くことを知り協力を申し出る。
そこに天真爛漫な妹の「新海天」も加わり、3人は連続石化事件の調査を始めることとなった。

白巳津川で起こる怪奇事件。秘められた恋心。謎の組織。
今、アーティファクトユーザーの運命と意思が交錯する。

状況振り返り

開始時点の状況は、九條と共に石化事件の謎を解いていくことになったというところです(1作目の開始が4/17だったのに対し、2作目は4/17~4/20部分が回想でまとめられていて、4/21からのスタートです)。簡単に言うと1作目とは別の世界線の話で、1作目と同じような状況でも微妙に内容が違っていたりしました。

・時系列まとめ
4/17 神社で催されたフェスに行き、地震に遭う → 都がアーティファクト[髪飾り 能力:他者から所有権を奪う]を拾う
4/18 女王様一行を目撃(この日は特に事件はなし)
4/19 与一の熱心な誘いで公園の石像を見に行く → 与一が石像の爪を剥がしてしまう → 夜、都が見に行くと既に石像はなかった
4/20 学園で火事 都の能力でアーティファクト[銀の十字架 能力:炎]を奪う → ソフィと初めて会話 → 都が奪った銀の十字架を主人公に渡すものの、ソフィがすぐに回収
(なお1作目は4/20から4/28に一気に時間が飛んでいます)

4/21~24 天の能力が判明


妹の天が我が物顔で主人公の部屋へやってきて、主人公は妹の能力(気配を消して透明人間のようになれる)にすぐに気付きます(なおこの部分は1作目では詳しい描写はなく回想的にさらっと触れる程度でした)。天曰く、アーティファクトを得たのは、前日(4/20)、火事のあとということです。


その後は九條都が夕食を作ってくれて主人公が舞い上がり気味(なお本作では都の出番は少なめで、Hシーンもありません)、


夕食後、天が背中のスティグマを嬉しそうに見せてくる、と、このあたりは事件は起こらず平和な日々が続きます。

4/25 敵組織と一触即発


この日、香坂春風が女王様化する現場を目撃し、天が能力を使って尾行します。なお1作目ではこのシーンで都が横にいましたが、本作では都はおらず、主人公と天の2人だけでの行動です。日付も1作目はこの状況になるのは4/29のことで、だいぶ差がありました。行動も、まずはアドレスを渡すだけと慎重だった1作目と大きく違います(能力を使って春風の教室にまで立ち入る)。


天が先走り的に調査を進めていった結果、敵サイドの3人組(司令官・ゴースト・女王様)に捕まってしまい、危機的状況に陥りますがなんとか難は逃れます。


仲間に加わらないかという敵の誘いを断り対立関係になり、妹はこの手で必ず守ると誓うというところまでが体験版の範囲でした。

4/26 女王様と交流


2人が登校していくと、香坂春風(女王様)が待ちぶせしていました。女王様モードではなくおどおどモードということで結局会話らしい会話はなく、手紙(謝罪+連絡先)を渡して去っていきます。その後女王様と天がメッセージをやりとりし(スマホでのやりとりなら問題なくできる)、喫茶店で会うことになりました。他二人と比べると凶暴さは薄く、話が通じそうです。


一方パフェクイーン(結城希亜)はフード女(ゴースト)の正体を探りますが、なかなか正体(本名や学年など)は暴けず。


夜、実家に置いてきたプラモ類を親が捨ててしまったと天から知らされ、大いに落ち込みます(感情的には、怒りよりも喪失感)。後半の展開を考えると、このシーンは意味深でした。(関連:鉄道模型を捨ててから夫の様子がおかしい

4/27 敵の情報集め


司令官・ゴーストの写真を与一に見せて話を聞くと、司令官は与一の幼なじみでした(最近は疎遠)。本名(フルネーム)もここで判明します(高峰蓮夜)。

4/28 女王様が自宅へ


天たちが女王様と一緒に昼食を取り、主人公を使って男性恐怖症を治そうという話になります。自宅で夕食会が催され、女は緊張しまくりでお見合いのような雰囲気です。今後の対応については、とりあえず中立・現状維持ということで話がまとまりました(下手にグループからの離脱を宣言すると、司令官たちが強硬手段に出る恐れあり)。


主人公が真剣な口調で礼を言ったところで耐えきれなくなって女王様化し、主人公への個人的な好意やチャーム能力をアピールしてきます。両モードの変化が顕著で面白かったですが、能力を相当頻繁に使ってしまっているのが少し不安材料でした。

4/29 与一が敵と会うことに


与一が、フード女達と神社で会うという約束をしてきます(会うのは翌日夜)。与一は相変わらず女好きの軽いノリで、アーティファクトのことは何も知らないという風です(司令官に対しては、自分はユーザーだと嘘をついたとのこと)。このあたりから次第に、話の緊迫感が増していきます。

4/30 フード女と一触即発


朝、天が実験しつつ能力について説明してくれます。自分の気配を消すだけでなく、物・空間に対して存在を消すことができることを教えてくれました。ただスティグマが微妙に大きくなっている、というのはよくない事項です(2人はこれまで、能力の使用頻度に関して深く気にしてこなかった)。


続いて、ソフィが来訪し、別の枝とは展開が違うとのことです(1作目ではこの4/30に、2人目の石像が見つかったというニュースが入ってます)。天に対して能力を使いすぎないよう警告していき、これからは乱用を控えることにします。


夜、状況を知りたく街をうろうろしていると(主人公達は顔が割れているため、待ち合わせ現場に行くことはできない)、タイミング悪く、敵一行とばったり出くわしてしまいます(こちらが見つけたわけではなく、与一がこちらをめざとく見つけて声をかけてくる)。


フード女(ゴースト)は、与一のことをユーザーではないと判断します。与一・司令官達が立ち去って、主人公達とフード女だけが残り、一気に緊迫感ある雰囲気になります。別れ際、街中にもかかわらず衝撃波のような攻撃をされ、やはりこの女が最も危険人物でした。なんとか怪我なく帰宅しますが、現状ではゴーストの力の方が圧倒的に上で(対抗できる手段がない)、しばらく何もせずおとなしくしているようにソフィから命令され、主人公も賛同して従います。

5/1 作戦会議


喫茶店で報告会・作戦会議で、なぜこの世界線で2人目の事件が起きなかったのか推察するものの、はっきりとした答えは得られず。(なお1作目で石像2人目のシーンを確認してみたところ、見に行っているのは知った翌日の5/1にようやくで、石像現物は目撃しておらず、どんな人物だったかも詳細は描写なしでした アーティファクト云々も描写なし)

5/6 夜の公園で敵と遭遇・交戦


夜、天と焼き肉を楽しんだあと、主人公が手がかりを求めて(+この時間なら大丈夫だろうと勝手に思い込み)1人目石像のあった公園ベンチへふらりと行ってしまい、これをきっかけに事態が一気に動きます。主人公の軽率さはちょっとどうなのかと思うところもありましたが、どちらかが動かないと膠着状態で話が進まないので、進行的にやむを得ないのかもしれません。ともかく危機的状況だと認識したときには手遅れで、石化術を食らって絶体絶命な状況になります。


かなり石化させられてしまい、死んでもおかしくない相当な危機でしたが、主人公の抵抗力の強さと、駆けつけてくれた妹のおかげでなんとか命がつながりました。ただ妹が怒りにまかせて能力(他者の存在を薄める)を使いすぎてしまい、これへの対処が作品後半の主題になりました。あとは敵を倒しきれておらず(一時的に封印しただけという感じ)、敵がいつ復活して襲ってくるかという恐怖感も残ります。

5/7 自宅療養


まずは都・天が見舞いに来てくれます。石化した体を見て驚くものの、アーティファクトユーザーということでそこまで騒ぐことはなしでした。


続いてソフィが現れ、魔眼や石化について詳細が明かされます(1人目の石像についての詳細もあり)。


そうこうするうちに石化が少し解け、久しぶりに入浴です。妹が強引に入ってきて、洗ってくれました。

5/8 天がベタベタと甘えてくる


このあたりからしばらくは、石化の治癒はあまり進まず(主人公の推察だと、芯まで石化させられた部分はなかなか治らない)。一方天は、これまでになくベタベタと密着して甘えてくるようになりました。ソフィ曰く、アーティファクトの浸食が進むと欲望に忠実になるということで、あまり喜べない兆候です。

5/9 先生達が来訪


主人公は自分の手でなんとかしたいと、能力を覚醒させようと瞑想したり奮闘するものの、そう簡単には力は得られません。


先生が来訪し、ついでに女王様もいました。2人に部屋に入られてしまい(先生はここで事態を一気に知る)、想定外の事態で嫌な感じがしましたが、特に何事も起こらず帰っていきました。先生は今のところアーティファクト・ユーザー間の抗争にはこれといって関わっておらず(少なくとも描写はなし)、次作以降でどうなるのか気になるところでした。


続いて天がシリアスな表情で話を切り出し、何を言い出すかと思いましたが、白状してきた内容は主人公の大事なセーブデータを消してしまったというものでした(プラモ捨てられイベントと同様、この先の展開を暗示したものと思われます)。

5/10 緊迫感ある展開に


母親に電話するとおかしなことを言い出し、一気にホラー・シリアスな雰囲気になります。力を使った副作用・代償的に天の存在が薄れており、母親がいつもと同じ軽い口調な分、インパクトもひとしおでした。


天も当然それに気づいており(クラスメイトの反応が1日の間に目に見えて変化)、さすがにショックを隠しきれないようです。ソフィが作成中という治療薬が唯一の頼みの綱です(完成を急がせてはいるものの、あと数日かかるという説明)。

5/11 天と街デート


ここで主人公の石化がようやく治癒し、天とデート的に街に出かけることにします。スマホ(存在が薄れているとスマホが反応せず操作できない)やコンビニのシーンでは兄を心配させないよう振る舞っており、兄側も破綻を恐れて言葉・行動を慎重に選んでおり、双方の気遣いや緊張感がうまく表現されてました。


施設で遊んでいる途中、天が主人公の中からも消えかけ(今何をしていたのか一瞬わからなくなる)、必死に思い出して記憶をつなぎ止めます。


夜、自宅に戻ったところで何が起きていたかが天から明かされ、事態は末期的です。頼みの綱の治癒薬は、まだ完成せず。

5/12 さらに存在が薄まる


朝、いつものように母親に電話をかけると、想定外の返事が返ってきて、一層緊迫感が強まります(これまで毎日繰り返してきた通話がいい前フリになってました)。不気味なBGMも効果的に使われてました。


ここで選択肢が出まして、本作はこの選択によりルート・エンド分岐です。今回は”受け入れる。”から選択しました(話の流れ的にも、この”受け入れる”から先に選んだ方がしっくりきました)。

受け入れるを選ぶと妹の求めに応じ、ここでエロシーンになります。詳しいところは伏せますが、もうひとつの展開と比べると、こちらは重苦しくシリアスな空気でした。事後、バッド的なエンドのあと、選択をやり直すを選ぶと先ほどの選択肢に戻れます。


一方選択肢で下を選択しますと、妹は想像以上に兄にベタ惚れで、これまでやってきた変態行為や兄への感情を告白・白状してきます。女の子側がここまでの変態行為をするのは珍しく、普段の軽いノリとのとのギャップもいい具合にあり、意外性あるいい展開でした。主人公は若干引きますが、本気でけなしたりはせず。そんな感じで、ようやく天の本心を聞くことができました。


寝たら終わってしまう気がしてずっと起きていると(こちらの展開だとここではまだ行為には及ばず)、ソフィが現れ、ついに薬が完成です。これで天は救われ、能力もここで喪失です。

このままビクビクして過ごすのはイヤだと戦う決意をし、ソフィも気持ちを理解してくれ(+仮に失敗しても他の枝[世界線]があるというドライな考え)、実効的なアーティファクトをひとつ授けてくれました(あとはアーティファクトにまつわる新事実がここで明かされます)。


神社に赴き、本作の最終決戦です(前作ラストと違って敵と戦闘になる)。じっくり丁寧に描写され、緊迫感あるいいバトルシーンになってました。


主人公のアテが外れて窮地に陥ったところで援軍が駆けつけてくれ、なんとか勝利です。まだまだ黒幕・敵はいそうですが、ひとまずは平和が訪れました。

5/13


まずは昨日の状況の補完説明や香坂春風たちへのお礼があり、


皆が帰ったあと、妹が熱烈極まりない告白をハイテンションでしてきて、主人公が押し切られる形でエロシーンになります。敵をようやく撃退できた・死の恐怖がなくなったという開放感も相まって、濃密で見応えある絡みになってました。(適度にコミカルさがあり、雰囲気は明るくハッピー)。

5/16


こうして平和な日常がひとまず戻り、久しぶりに学校へと顔を出しますが、敵を殺したのは自分だという罪悪感が心のどこかに残っていました(死に際のセリフが夢に出てきて、よく眠れない)。


家に帰ると妹の押しに負け、立位での着衣Hです。目一杯イチャデレで、いい具合に濃厚な絡みでした。

スタッフロールのあと、次回予告的に話が続きます。かなり物騒な会話で、犯人・黒幕捜し的には重要なところでした。

感想まとめ

天と主人公双方の愛情がいい具合に表現されており、読み応えあって満足感ある内容になってました。展開的には、終盤の”存在がどんどん薄れていくという”シーンが、恐怖感がうまく表現されていて印象に残りました。恐怖感が強い分、そこを乗り切れたときのHシーンも説得力があり、よく考えられてますうまい展開の仕方でした。

ゲーム進行的には、前作は2周目で初めて選択肢が出てグッドエンドにたどり着けるという作りになっていましたが、今作はほぼ1周やれば終わる作りになってました。選択肢は(実質的には)最終盤に1カ所あるのみで、この選択でグッドとバッドに分岐しました。あとは推理色強めで謎なままの事項もあった前作と比べると、敵(戦う相手)がはっきりしていていてわかりやすかったです。

Hシーンは5つ(相手はいずれも天)と、シーン数こそ少ないものの、密度が非常に濃く見応えありました。特にグッドルートは、これまで我慢して抑えてきたと思われるデレがたっぷりと表現されており、CGのクオリティも申し分なかったです。


9-nine- そらいろそらうたそらのおと

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なんだかんだ言いながら周りのことを第一に考える優しい性格である。
普通の学生らしい平穏な生活を送っていたが、
白蛇九十九神社に祀られた神器が破損したことをきっかけに、翔の日常に変化が訪れる。
その影に、異能に目覚めた少年少女たちの姿があった。

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