
9-nine-そらいろそらうたそらのおと [ぱれっと]
連続石化事件の謎を追う連作の2作目で、今回は妹の新海天がヒロインです。今回の体験版では前作の続きで、妹が能力に目覚めたり、怪しい人物と対峙する様子が描かれました(エロシーンはなし)。本編は2018/04/27発売予定です。
追記:4/27に発売になりました。
DMM販売ページ 3,024円
責任感が強く頼れる主人公「新海翔」は、
正義感の強いしっかり者「九條都」が事件の解決のために動くことを知り協力を申し出る。
そこに天真爛漫な妹の「新海天」も加わり、3人は連続石化事件の調査を始めることとなった。
白巳津川で起こる怪奇事件。秘められた恋心。謎の組織。
今、アーティファクトユーザーの運命と意思が交錯する。
まずは前作の内容を軽く振り返ってくれます。前作の発売日から間が1年ほど空いているということで、こちらとしてもだいぶ話を忘れてしまっているのでありがたい措置でした。石化事件の犯人を追うものの、結局犯人を捕らえきれないまま未解決で終わった、というのが前作のあらすじです。
なお前作をやっていることを前提とした簡単な説明でしたので(やっていないと話についていくのは困難)、未プレイの方はまずは前作「9-nine- ここのつここのかここのいろ」の体験版からやることをオススメします。
4/21 天が能力に目覚める
まずは引き続き石化事件の犯人捜しをするものの、これといった手がかりは得られず。
帰宅後、思案していると妹がやってきます。相変わらず遠慮のない態度が可愛いですが、微妙に様子が違いました。我が物顔で居座る妹に声をかけると、”自分が見えるはずない”とおかしなことを言い出します。アーティファクトの能力で透明人間にでもなったのかとこちらが思うと、主人公も同じように感じていて、変なものを拾わなかったかと問いただします。話が早くてありがたい展開でした。
都と天はほとんど顔を合わせたことがなく、まずは学校で起きた火事事件の礼を言い合います。続いて天が”気配を消せる”という能力を見せてくれるものの、2人には効果なしでした。”ユーザー”にはあまり効かないのかもしれません(これがあとのシーンにつながってきました)。
妹はいつもの脳天気なノリで振る舞いつつも内心はわけがわからず不安だったようで、テンションの変化が可愛かったです。
自宅に戻ると都からメールが届き、夕食を作らせて欲しいと言われ、主人公は動揺しまくります(都は主人公にとって憧れであり、好意を持っている)。
4/22 都が夕食を作りに来てくれる~妹が裸で紋章見せつけ
都からのメールにハイテンションな主人公に、天も困惑気味です。冷静になれとからかわれ、授業も上の空でした。
放課後、お互い緊張していて、初々しい恋人同士のような雰囲気です。
都と2人きりになれると心躍らせながら家に戻ると、妹が我が物顔で居座ってまして、どうやらわかっていてわざとやっている模様です。主人公的には当てが大きく外れてしまいましたが、妹のおかげでさほど緊張することなく話をすることができました。
買い物は天と都の2人で出かけ、平和に夕食です。一段落したところで作戦会議で、ネットの怪しい掲示板を監視してみようということで話がまとまりました。
都を送った後、妹が我が物顔で居座り、泊まっていく気満々です。
風呂に入ろうとした妹がハイテンションで裸を見せてきまして、能力の証である紋章(スティグマ)が背中に浮き出ていました。裸なことをさほど気にしない妹と、恥ずかしがって困惑する主人公がいい具合に対照的でした。
風呂後は可愛い寝間着姿が見られます。自分が寝袋で寝ると主張し、普段ふざけている分、時々見せる真面目な気遣いが印象に残りました。
4/23 アニメを鑑賞したり、資料を読み込む
のんびりと起床したあと、なにか手がかりを得られないかと、問題のアニメを2人で鑑賞します。ところどころ新情報がありました。
喫茶店へと移動し、借りた資料を読んで共通点を探ります。いろいろ情報が出ましたが、どれが重要なのかはいまひとつわからず。
ある程度わかったところでソフィーティアを呼び出し、”イーリス”が鍵になりそうです。
4/24 この日は特に事件なし
天はまだ泊まっていて、さすがに主人公も文句を言います。主人公が下心で都に協力しだしたことを見抜かれていて、さすがは妹でした。ユーザー・アーティファクトがらみは、掲示板の”エデンの女王”が次のシーンにつながります。
4/25 妹の能力で調査開始~敵と対峙
この日が体験版最終日で、話が一気に大きく動きました。妹と仲良く登校していると、いつも見かける女王様キャラ(香坂春風)の様子がおかしいことに気付きます(以前から怪しんではいたものの、周りの反応が急に変わるところをここで目撃する)。
妹が能力(気配を消して気付かれなくする)を使って取り巻き男達に混ざります。慎重な主人公と比べると、天はやや無鉄砲なところ(深く考える前にまず動く)がありました。
周りの反応が不自然なことや問題の掲示板を見ていることなどを逐一報告してくれ、この女が掲示板に大量書き込みしている怪しい人物な”エデンの女王”で間違いなさそうです。
得た情報を元に都と作戦会議し、まずは女がユーザーと思われることを改めて確認します。急にモテるようになったり、元に戻ったりする(全くモテなくなる)様子が説明されました。
“力がうまく使えない”と相談しているところも確認し、得られた情報は貴重でしたが、1人で勝手に危ない橋を渡りすぎている感もありました(状況から推察すると真後ろからのぞき込んでいると思われる)。女王様が仲間と会うと知り、天が1人で見に行くと言い出します。かなり危険そうですが、本人は危機感薄めで、聞き耳持たず。場所も言わずに出ていってしまいます。
案の定、なかなか報告が入らず。ようやく電話が入りましたが、既に敵に捕まってしまっており、一気に緊迫感ある展開になりました。来るよう言われた神社へと、都とともに急行します。
待っていたのは男が1人と女が2人でした(女の片方が天の能力を見抜いた模様)。意外にも天はあっさりと解放され、自分達の仲間にならないかと誘ってきました。
自分達と考えが合うのか探るべく質問していくと、石化事件を肯定しだします。相容れないと判断した主人公が帰ろうとし、交渉決裂です。
ただでは帰してくれずピンチになったところで、助っ人が現れ、喫茶店にいましたパフェクイーン(結城希亜)でした。
パフェクイーンは強気な態度で、主人公達は勝手に仲間にされてしまいます。未知の単語が一気に出てきて、厨二病な会話が繰り広げられました。
3人組は統率取れていなそうに見えましたが、フード女の威圧感は本物でした。現状だと戦ってもこちらに勝ち目はなさそうで、天が無傷だったのは運が良かっただけという印象です。
喫茶店に戻って作戦会議で、このあたりは前作本編の終盤と少しかぶる部分がありました。
ヴァルハラ・ソサイエティというのはこの女が幼少期に勝手に作ったワードで、幼い頃からガチな厨二病だったようです。
一方天は捕まったショックや、1人で先走ったことの反省で、いつもと違っておとなしくしおらしいです。
実家へと帰ろうとする天に、今度は主人公側が泊まっていくことを勧めます(このまま住み着きそうな雰囲気あり)。
妹の提案で一緒に寝ることにし(これまでは兄が寝袋)、いい信頼関係なことがうかがえるシーンでした。3人組との対決姿勢を強め、体験版はここで終わりです。
感想まとめ
キャラ的には妹な新海天の可愛さがうまく表現されていて面白かったほか、脇役もフード女などいい具合に存在感ありました。話も平和な日常と、緊迫感ある対決シーンのメリハリがきいていてよかったです。
エロシーンに関しては今回の体験版には特になく、妹がスティグマを見せてくるシーンで裸(後ろ姿)が見られる程度でした。

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9-nine- ここのつここのかここのいろ
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なんの特色も無い街に住む、なんの変哲もない平凡な学生のはずだったが。異能者たちが巻き起こす数奇な運命に巻き込まれていく……。