
二人と始める打算的なラブコメ X-RATED版 [Campus]
Campusさんの新作で、男主人公が逆玉の輿を狙う学園ラブコメエロゲです。体験版では冒頭部分と、Hシーンひとつが見られました。本編は2018/05/25発売予定です。
追記:5/25に発売になりました。DLSite販売ページ 3,240円、90ポイント還元
DMM販売ページ 3,240円
DMM販売ページ (全年齢本編無料版)
主人公・矢上一真はひとつの野望を胸に、季節外れの転校生として麻保志学園に降り立った。
楽観的で自堕落な両親の元、借金取りに追われ、食べるものですら苦労した極貧生活。
しかし、そんな生活はここで終わらせる。
両親から譲り受けた甘いマスクを武器に、日本でも有数の名家のお嬢様―
帝堂白雪に目をつけた一真は、逆玉狙いで早速彼女に近づくものの…
幼少期の思い出~下着泥棒扱いされる
幼少期の回想からスタートし、好意を持っていたお嬢様との思い出が語られます。あの子にまた会いたいと今も思い続けており、この思い出が物語の大きな鍵になりそうです。このあたりは同メーカーの「忘却執事と恋するお嬢様の回想録」と似たところのある設定でした。
場面変わってお屋敷の豪華な庭園で、主人公が慌てた様子で駆けており、下着泥棒としてメイドに追われてます。
茂みに隠れて、追っ手のメイド達を巻くことに成功したかに見えましたが、トラップに引っかかって捕まってしまいました。誤解だと弁解しているとお嬢様(帝堂白雪)が帰宅し、幼少期の少女と面影がダブります。
貧乏生活の末、少しゆがんだ性格が形成される
時間遡りまして、追われる状況になるまでの経緯が語られます。校門前で思案していると女子生徒達が早くも噂話(怪しいけど顔はいいよね)をしており、主人公のイケメン具合は相当なもののようです。
主人公が転校してきた学園は生徒数数千人の巨大学園で、良家のお嬢様がたくさん通ってますほか、主人公のような貧乏学生にも門戸が開かれてました。
主人公の両親はどちらもお気楽な性格で借金が絶えず、主人公はずっと貧乏生活を余儀なくされました。不健康な食生活が災いしてか2人が亡くなったあと、主人公はバイトを頑張り続け、苦労の末にようやく借金を返し終わったという状況です。この貧乏生活が主人公の性格に影響を及ぼしたようで、イケメン顔を利用してうまく立ち回って金持ち女を捕まえてやると誓います(この学園を選んだのもそれが理由)。
街で女の子を助け、面識を得る
当面の生活費を稼ぐべく、喫茶店でバイトの面接に臨みます。一風変わった店主で面食らいますが、主人公はバイト経験豊富ということで、うまくお世辞を言って好感を得て無事合格です。
合格した余韻に浸っていると、女の子の悲鳴が聞こえてきまして(不良男達に難癖つけられ逃げている)、
走ってきた女(佐倉希乃)と衝突してしまい、黒下着が丸見えですが、双方そこには特に触れず。怒ることなく、ぶつかった相手(主人公)の心配をするあたりは好感が持てました。
なりいきで助けることになってしまい、このあたりは人のよかった両親と似ているところがありました。一方女は主人公のことを彼氏だととっさに主張するなど、世渡り上手・小悪魔系です。腹をくくった主人公は不良男たちに自分から突撃し、無事撃退することができました。解決後にお礼を言われて主人公も照れ(女の顔に思わず見とれる)、いい雰囲気な2人です。
佐倉希乃は主人公の一つ下の学年(後輩)で、お嬢様(帝堂白雪)のお世話をしている立場でした。怪我の手当をしたいからと屋敷に招かれると想像以上の豪邸で、主人公は困惑します。
佐倉希乃は救急箱を取りに行ったままなかなか戻ってこず。様子を見に屋敷内を歩き回っていると、上から落ちてきた黒パンツを拾ってしまいます。こうして下着泥棒扱いされ、冒頭のシーンにつながりました。
戻ってきた佐倉希乃が状況を説明してくれ、無事誤解が解けました。お嬢様もこちらの話をきちんと聞いてくれ、好感の持てる対応です。
自信家な主人公は相手が名家のお嬢様と知るといきなり口説きにかかるものの、お嬢様は毎日のように男達から告白されており、あっさり拒絶されてしまいました(財産目当てで言っているのがバレバレ)。フラれて落ち込む主人公に対して、佐倉希乃は相手が悪かっただけと優しく慰めてくれ、気の合う(遠慮なしで接せる)関係という雰囲気です。
翌日、早速逆玉の輿を狙って計画を練り、一日かけて学園内を回って情報収集をしていきます。女子生徒からは逆ナン的に口説かれたりもしましたが、主人公の理想は高く、あっさり断ってしまいました。帰ろうとすると他の男が玉砕している(男の渾身の告白をお嬢様が冷たく拒絶)のを目撃し、
思案の末、あのお嬢様を落とすのはさすがに無理だ(金持ちの女は他にもいる)といったん諦め、他の金持ち女を狙って告白していきます。イケメン顔と口のうまさが幸いして感触は悪くないものの、既に許婚がいたりしてなかなかうまくいかず。
偶然見かけた佐倉希乃(先日助けた女)のあとをつけて温室へと向かい、
アクシデント的にお嬢様に水をかけられてしまったことを利用し、一緒に昼食を取ることに成功します。
主人公がお嬢様になんとか気に入られようと奮闘する一方、佐倉希乃は主人公のことを品定めするような様子で、主人公のお弁当に対してバランスが良くてお店で作ったみたいと褒めてきました(自炊できるのは、飲食店でバイトしてきたせい)。お嬢様は相変わらず素っ気ない態度なものの、うまく立ち回って幼少期の思い出を語ることに成功します(思い出の少女とお嬢様が同一人物かはまだ明かされず)。
放課後、お嬢様が女物のラブレターを手にして相談し合っているのを目撃し、主人公はお嬢様が書いた物と思い込みます(真相は女子から受け取ったラブレター)。
翌日、大事な話があるという呼び出しに応じて主人公が木の下へ行くと、待っていたのは佐倉希乃でした。逆玉の輿というもくろみが完全に見抜かれており、主人公はこれで終わったと観念します。希乃はこれまでのお調子者的な雰囲気から一変して威圧感ある真剣な表情で、いい変化具合でした。
希乃は意外にも、作戦に協力すると提案してきます(ただしターゲットはお嬢様限定)。希乃としても、お嬢様が男嫌いのままというのは望んでいない状況のようです。
話が終わったあと、希乃が1人になると雰囲気変わります。この女はこの女でなにか別の何かを企んでいるようですが、真相はまだわからず。
希乃の協力を得て距離を縮めていく
呼び出しに応じて屋上へ行くと、後ろから胸を押し当てるという恋人同士のようなことをされ、童貞だと見抜かれてます。得意げにからかってくる希乃と、強がる主人公がいい雰囲気です。あとはここで改めて過去の思い出が語られ、思い出の少女とお嬢様は同一人物で間違いなさそうです(希乃は確信している模様)。
希乃の計らいで隣席を確保するなど、2人で協力してお嬢様との距離をどんどん縮めていき、
これが希乃の仕業というのはお嬢様にバレバレですが、特に咎めはなしです。
放課後の教室、主人公が別女の告白をすっぱり断る(自分が好きなのは帝堂白雪だとはっきり断言)ところを、お嬢様本人が聞いてしまいます。主人公に冷たい態度を取ってますが、聞いたときの反応からするとそれなりに好感もたれているようです。
お嬢様に告白
じっくり攻めるのがじれったくなったのか、面倒なことはやめて今すぐ告白したいと主人公が言い出し、まだ時期尚早だと希乃が諭すものの主人公は譲らず(他女に告白されて自分はモテるんだと気をよくした模様)。そこまで言うなら試しに私に告白してみてくださいと、告白練習な展開になります。主人公が黙ってじっと見つめたあと真剣な口調で告白すると、口説かれ慣れていないのか希乃は顔を真っ赤にして恥ずかしがり、わかりやすくていい反応でした。そこまで言うならと主人公の熱意が伝わり、告白することに同意してくれます。
翌日、屋上にお嬢様を呼び出して告白すると、意外にもあっさり成功してしまいました。が、よく聞くと付き合うのは表向きだけで、要するに男除けの偽装彼氏でした。必ず本気で落としてやると誓う、というところで体験版のストーリーは終わりです。
本編は豪華版・通常版・全年齢版の3バージョンあり、全年齢版は無料とのことです。
希乃のHシーン
Hシーンはタイトル画面から行けて、体験版では希乃とのHシーンがひとつ見られました。バイトを終えて部屋に戻ると希乃がいまして、
時間軸としては先ほどのストーリーからしばらく先のことで、お嬢様と結ばれた翌日でした。2人ともと付き合うことになったらしく、私ともしてくださいと迫られ、女性上位でエロ展開になります。前半は手コキフェラで、愛情が伝わってきますいい奉仕で、主人公も気持ちよさげです。
シーン後半は騎乗位で、積極性と不慣れさがうまく表現されてました。
感想まとめ
話としては、3人がそれぞれ打算的・目論見があるところが面白かったです。話のテンポもよく、サクサク面白く読み進められました。
キャラクター的には、主人公は露骨に打算的・自信家で、主人公としては珍しいタイプでした。ですが不快感は特になく、人間味あって悪くなかったです。そうなった経緯(貧乏生活が長かったせいで金目当てに)もしっかり説明されていて、納得のいくものでした。ヒロインも、希乃は馴れ馴れしくフレンドリーで照れたときの表情も可愛く、お嬢様も狡猾さと礼儀正しさのバランスが取れていて魅力的な性格でした。
エロシーンは希乃の1シーンが見られ、主人公がほどよくペースを握られていていい雰囲気な絡みでした。あとはエロシーンの会話からすると両方と付き合うことになるようで、本編でどういう流れでそうなるのか気になるところでした。

二人と始める打算的なラブコメ [Campus]