ローグダンジョンRPG「狐忍退魔伝このは」(はちみつサンド)体験版感想

狐忍退魔伝このは
狐忍退魔伝このは [はちみつサンド]
10/4の予告新作で、くノ一少女が依頼に応じてダンジョン探索していくという話(RPGツクールMV製、ダンジョンはローグライク)。体験版ではダンジョン3Fまでプレイでき、エロ的には街でのオイル塗りマッサージイベントがひとつ見られました。本編は2018年10月下旬発売予定です。

追記:12/14に発売になりました。
DLSite販売ページ 972円、90ポイント還元
駆け出し退魔忍である【このは】は突如行方をくらませたという
前任者の任を引き継ぐため、お供の喋り狐【ぽん吉】とともに田舎町を訪れた。
依頼内容は魔物の窟に生まれし【大魔】を退治すること。
しかし、そこには厄介なことに淫の瘴気が充満していた……。

オープニング・操作説明


主人公はクール系のキツネ系獣耳少女でした。まずは屋敷を目指して森を進んでいきます。ここはまだ目的のダンジョンではないので(チュートリアル的なエリアで、構造も固定)、気楽に道なりに進んでいけばOKです。


さっそく敵のスライムと遭遇し、攻撃はCキーです。こちらが1行動すると敵も1行動するという、ローグ・トルネコ系な形式になってます(=アクション要素はなく、慌てなくていい)。向きだけ変えたいときはCTRLキー、敵が一マス先にいるときは空振りして引き寄せます。グラフィック的には、1マスが大きめで見やすく、特に階段が一目でわかるのは助かりました。


あとは説明が、実践する間を開けつつ少しずつされるのもありがたかったです。指南書というのを手に入れるとスキルを使えるようになるとのことですが、今回の体験版ではこれは出てこず。


Cキーで何もないマスを空打ちすることでトラップを発見できました。ただずっと空打ちしつづけるというのも手間がかかって大変なので、慎重に進みたい時(”今罠にかかると危険”的状況や、罠増殖の罠を踏んでしまった時など)のみ使えばいいかと思います。種類的には、毒トラップ(なかなか治らず自然減少し続け、満タンから半分以下まで減る場合もあり)や地雷(踏んでしまうとHP1になる)がやっかいでした。


ここではレベルの上がりは遅めで、お屋敷到着寸前にようやくLV2に上がりました(スライム5体分 おそらくちょうど上がったタイミングで着くように配置数が調整されているものと思われます)。

屋敷に到着し、依頼主に挨拶



森を抜け、依頼者のお屋敷に到着です。前任者が行方をくらましたため主人公が派遣されてきたという状況ということで、主人公は低姿勢です。依頼者の”十兵衛”は丁寧な言葉遣いで偉ぶるところもなく、見かけ上は礼儀正しい侍という雰囲気でした(なお後のエロシーンで少し本性が顔を出します)。そんな感じで、”魔物胎動”と呼ばれている洞窟の探索が開始です。

街の作りについて

まずは街にいる!マークの人物に話しかけて情報集めとのことですが、この段階では!マークの人物はまだ街にいませんでした。ここでは簡単に見て回れば十分です。(面倒だったらダンジョン直行でも支障なし)

街の構造を紹介していきますと、上突き当たりに先ほどの依頼者の屋敷があります。メインストーリーはここを中心に進むと思われます。


上の列、右手に宿屋(開始・死に戻り地点はここ)、通りを挟んで左手によろずや(道具屋)と娼館らしき建物がありました(ただ体験版では入れず)。


宿屋右の虚無僧(修行僧)はレベルアップ屋です。ダンジョンから戻るごとにLV1になるシステムなので、金を使う価値がどれだけあるか疑問に思いましたが、試しに使ってみたところLV1スタートとLV2スタートとでは楽さが相当違いました。LV3あたりまでは毎回上げてしまってもよさそうです。



下の列は、右手に病院(”薬”の看板)と買い取り屋+暇そうな少年、左手に武器・防具屋(オーダーメイドのみ)です。


街の出口は左下・下・右上の三方にあり(左上と右下は行き止まり)、どこから出ても同じように目的のダンジョンに行けます。

ダンジョン探索開始


街を見終わったところでダンジョン探索開始です。1Fの出現敵は、森で出てきましたスライムのみでした。街でレベルアップ屋を使わなかった場合は、ここでLV2に上げてから降りるのが賢明です(LV1で2Fに降りてしまうときつい戦いになる なおモンスターは時間経過で再度沸きします)。アイテム的には、ダンジョン内に落ちているのはゴールドと素材のみで、少なくとも今回やった限りでは装備品が直接手に入ることはなかったです。


ダメージを食らうと時々セリフが入り、本編ではここから異種姦などに発展すると思われます(体験版ではエロ展開は見られず)。


2Fに進むと新たな敵”二尾狐”が出るようになります。食らうダメージがスライムと比べてぐっと大きくなり(6ダメージ程度)、薬草使わずに耐えるのは厳しいです。ひとまずそのままやられてみました。(なおこの敵は暗闇攻撃をやってきまして、食らってしまうとほぼ攻撃が当たりません。逃げ回って治るのを待つなどの対処が必要になりました[ただ反対側から来たときに挟み撃ちされるリスクが発生しますが]。)


HP0になってやられると、(敗北エロ的な物は少なくとも体験版ではなく)街の宿屋前へと戻されます。金については、もらえるボーナスが少なくなるだけで、所持金が0になるわけではありませんでした(装備も失われずそのまま)。

洞窟から戻るとイベント発生、オイルマッサージ


街に戻ると横にいる相方のキツネに!マークがついているので話しかけます。体がおかしいことが主人公から説明され、屋敷に行ってみてはどうかという話になりました。


洞窟の正気について屋敷の主に相談すると、淫欲を抑えるというオイルを渡されました。主人公は男のことを信用しており(礼儀正しい対応なため騙されている)、主人公側からオイルを塗ってくれないかと持ちかけます。


男は紳士を装っているものの、内心はエロ魂胆ありでした。オイルを塗られるうち、なし崩し的に撫で回されて気持ちよくさせられてしまいます。

装備強化について


装備については、ダンジョンに装備が落ちていない他、防具屋にも現物は売っておらず。防具が欲しい場合は、材料を自分で集めて作ってもらうという形式になってました。町人の防具の材料は洞窟キノコ2つと魔物の毛皮3つで、どちらもダンジョンで拾えます。あとは素材の他に500Gかかりまして、今回のプレイでは素材集めよりこちらの方が大変でした(ダンジョンに何回か潜らないと貯まらない)。


試着でエロ展開的な物を期待しましたが、体験版ではそういった展開なくすんなりと完成です。装備したい場合、アイテム一覧から使えばOKです(再度使ってしまうと外れるので注意)。装備が【なし】から【町人】になったら装備できています。


他によろずやにはエロ店員がいました。こちらはいかにもなエロ男という感じです(今回の体験版ではイベントは特に起こらず)。

ずっと滞在し続けると死神が出現


屋敷の受付嬢の説明を聞いていくと、同じフロアにい続けると強力な敵が出てくるということなので試してみました。


情報を元に、階段を降りずに延々うろうろしていると、突如死神が出現です。1発2000ダメージ以上食らって(なおこちらが与えるダメージは1)全く勝負にならず即死でした。今回は狙って出したのでショックは少なかったですが、知らずに出現した場合理不尽に感じそうで、”これ以上このフロアにいると危険な予感がする”など、事前の警告的メッセージが何かしらあってもよかったかなと感じました。ともかくあまり1フロアに長居せず、適当なところで先に進むのがよさそうです。正気度(トルネコで言うところの満腹度)でいうと、1フロアで30%以上減ると危険です(1Fで試したところ、100%→65%で出現しました)。


体験版で行けるのは3Fまでで、4Fに降りる階段は出現しませんでした。頃合いを見てメニューから手動で帰還します。今回の体験版でプレイできるのはおおむねこんな所な模様です。

感想まとめ

比較的シンプルにうまくまとまっていて、遊びやすいローグ系作品という印象でした。動作もMV・ウインドウサイズ大きめにしては軽い部類でした(タスクマネージャのCPU負荷で10%以下を維持)。

ゲームバランスは簡単めでした。適当に倒しながら進めても問題なく行けたほか、街でのレベルアップを使えばさらに楽々進められました。ダンジョンのフロア構成も比較的シンブルで(4~6部屋程度)、階段がなかなか見つからなくて困るといったことはなかったです。

アイテム・装備品的には、ローグライクにしては種類がかなり少なめでした。武器は登場なし、防具もダンジョンでは手に入らず、材料を集めて作成するのみです(=アイテム集め的なやり応えは薄い)。作者様ブログを見たところ、エロを手軽に楽しんでもらうために、このあたりはあえて簡単にしているようです。

エロシーンは、体験版範囲だと街でのセクハラ系がひとつ見られまして、むっちりとしたいい太ももに描かれてました。下心を隠して真摯に振る舞う男も、なかなか珍しいタイプでいい味出てました。

狐忍退魔伝このは狐忍退魔伝このは狐忍退魔伝このは

過去作品


淫魔と封印のマギア
魔法と薬学が盛んな都市【クラディシア】――
そこには亡き母に憧れ魔法使いとなった、一人の少女が暮らしていた。
ある日、少女は所属する【魔法協会】の依頼をこなし終えると、久々に
近況の報告を兼ねて母の墓参りへ訪れる。
いつものように手を合わせ、いつものように語りかけ……。
しかしそれはどこからか、少女の耳にはポツリと【不思議な声】が聞こえてきた。