
コクハクゲエム [背徳堂]
2022年11月10日の予告新作で、奥手な男主人公が女子3人の誘惑に耐えられるかという学園もの作品です。体験版は巨乳ギャル女への告白に失敗するところから始まり、オタク先輩(汐里)との関係が描写されたあと、女子3人がそれぞれ誘惑してくる1日目をプレイできました。本編は2022年11月23日発売予定です。
追記:11/23に発売になりました。
DLSite販売ページ 1,430円、130ポイント還元
ゲーム内で4日間を過ごし、想い人である汐里に告白することでクリアとなります。
しかしその間、「告白ゲーム」に乗じた女子からの誘惑に耐えなければなりません。
主人公の純潔を保ちつつ最終日を迎えましょう。
ギャル子に告白するもののあっさり振られる
ギャル系の女子(桐島 舞夏)に主人公が屋上で告白する(脈ありだと思い込んでアタック)ところから話は始まりますが、舞夏は実は彼氏持ちだったということであえなく玉砕でした。舞夏は主人公のことを罵倒して去っていき、取り残された主人公はがっくりと落ち込みます。
その後、舞夏が悪ふざけで、わざと主人公に胸をアピールするなどしてその気にさせて告白させるよう仕向けていたことが明かされます。その話を聞いた舞夏の友人女子(倉石 凛)は呆れたような態度で、こちらは舞夏と比べると多少常識人かに見えましたが、裏ではおじさん相手に援交していました。
主人公は趣味の合う陰キャ女子(汐里先輩)に以前から恋愛相談をしていまして、告白が失敗したことを聞いた先輩は我がことのように怒ってくれます。
その後先輩との関係は次第に距離が縮まり、1年が経過して先輩は3年で卒業が近いという状況になります。主人公もこの先輩はさすがに脈ありだろうと、次の土曜日に映画に行かないかと誘い、OKの返事がもらえました。主人公的には、このデートで意を決して告白するつもりです。
告白ゲームのターゲットに
一方冒頭に出てきた舞夏は、付き合っていた大学生と別れてムシャクシャし、1年前に自分に告白してきた主人公をターゲットとした”告白ゲーム”(告白をしてOKをもらった者が勝ち)をして遊ぶことを思いつきます。友人の凛は否応なしに参加させられ、もう1人の友人(島崎 あおい 主人公とは幼なじみの関係)も話を聞くと乗り気です。
言い出した舞夏の行動は早く、放課後さっそく主人公を呼び出して、あの時は彼氏がいて断ってしまったけど実は君のことが好き、付き合って下さいと告白します。女慣れしていない主人公が熱い告白に耐えるのは難しそうに見えましたが、意外にも主人公は他に好きな人がいるからと、舞夏の告白をきっぱりと断ります。
男に振られたことのない舞夏は当然OKがもらえるものと思っていて、自分が振られたことに動揺してなんとしても落としてやるというテンションになります。他2人も、凛は舞夏があっさり振られたことに驚き、幼なじみのあおい(主人公に対して内心好意を持っている模様)は主人公が一体誰に告白するつもりなのか気になって仕方ない様子です。
自宅に戻ったところで操作可能になります(ここで一度セーブしておくと、このあとのゲーム進行が楽になります)。先輩に電話をかけると純愛度(画面左側のゲージ)が回復しますが、この時点だと満タンなので、回復という点では意味はなしです。電話をかけられるのは1日1回のみのようで(再度かけようとしても、迷惑になるからと出て選択できない)、体力が余っていましたが寝て次の日に話を進めました。
3人が執拗に誘惑してくる
翌日、まずは文化祭の準備で舞夏と同じ班になってしまい(なお告白ゲームのことに主人公はまだ気付いていない様子です)、看板作りの作業を2人ですることになります。舞夏はさっさと落としてケリをつけようと巨乳をアピールしつつ身体を近づけてきまして、主人公は胸に魅入られて告白してしまった去年の失敗を繰りかえさないようにしますが、気になって仕方ありません。読み進めていくと選択肢が出まして、ここの場合、思い切って胸を見てしまうか、それとも我慢するかをプレイヤーが選択することになります。
まずは各女の誘いに乗らずに耐えていった場合の展開から見てみました。我慢するを選んでいくと、意地になった舞夏はどんどん大胆に胸をアピールしてきます。ここの場合、3回我慢すると舞夏が一端引き下がってくれまして、次の時間帯へと進みます。
続いて昼休み、屋上近くの踊り場で主人公が1人でこっそり昼食を取っていると階段を上がってくる足音がします。怒りにきた先生かと思いきや、女3人組のうち1人である凛でした。凛は最初こそ穏やかな雰囲気でしたが、告白ゲームには勝ちたいようでぐいぐいと距離を詰めてきまして、君がするつもりの告白に協力したい、練習を手伝ってあげると持ちかけてきます。告白だけでなくキスの練習と称して迫ってきまして、じっと見つめられるうちに主人公も次第にその気になっていきます。ただこの女も、素っ気ない態度を取り続けると比較的あっさりと引き下がってくれました。
放課後、先輩がいる図書室へと急いでいると長身なあおいが絡んできまして、身長・体格で負けている主人公は威圧されてしまいます。この女は主人公にそこそこ好意があるということで、前2人と比べてなかなか引き下がってくれず。いろいろ選んだ末、全力もがきを選んでようやく逃げ出すことができました。
そんな感じで3人の誘いを1日間耐え抜き、図書室で先輩と会って体力が回復、というところで体験版は終了です。
舞夏の誘惑に負けてしまった場合
ゲームの流れがわかったところでロードしてやり直して、今度は誘惑に負けてしまった場合の展開を順に見ていきます。まず舞夏の場合、最初の方はどちらの選択肢を選んでも同じように進んでいきますが、胸を見続けてゲージが下がっていくとセリフが変化し始めました。
ゲージが0に近づき、付き合うを選んでしまうと、舞夏はご褒美としてちらっと乳首を見せてくれ、主人公は興奮を抑えきれず、思わず射精してしまいます。そんなことで射精するのかよと主人公はすっかり弱みを握られてしまい、舞夏の言いなりになってしまうというエンド1でした。先輩に告白できていないので形としてはバッドエンドですが、主人公的には、元々自分が告白した相手と恋人的な関係になれてまんざらでもなさそうです。
凛の誘惑に負けた場合
続いて凛の誘惑に乗った場合を見ていきます。舞夏の誘惑を適当にスルーして昼休みを迎え、告白の練習と称して迫ってくる凛を押しのけずにいると、凛の行動がどんどんエスカレートしていきました。身をゆだねるをくり返し選んでゲージを下げていきます(なおこの箇所は、ゲージ満タンで凛に来た場合、同じ問答が何度か繰りかえされることがありました)。
濃厚なキスをしているうちに主人公はすっかりその気になってガチ告白するものの、凛は”練習はこれで終わり”と素っ気ない態度に突然変わりまして、当然ながら付き合ってくれることもありません。一瞬とはいえ凛に本気になってしまった主人公は、こんな気持ちで先輩に告白するのは不誠実だと告白する意欲がなくなってしまい、結局誰ともくっつかないまま終わりを迎えるというちょっと切ないエンドでした。なお1日目で見られる凛のエンドがもうひとつあるようですが(条件は”1日目に凛の名前で告白して絶頂する”)、体験版では見られないのか到達できずじまいでした。
あおいの誘惑に負けた場合
放課後のあおいの誘惑は、ほとんどの選択肢でゲージが下がるのでラクに進めていけます。このエンドも舞夏と同様に弱みを握られて言いなりになるというエンドで、監視されたせいで先輩への告白はかなわず(主人公はあおいに対して好意は別に持っていないようで、舞夏の時と違ってハッピー感は感じられず)。なお2人目もそうですが、ゲージが減っている状態で来ますと展開が早かったです(たとえば陥落寸前の残り10で来た場合、最初の1アクションでマイナスの選択肢を選ぶといきなり屈してエンドになる)。
どんなシーン・エンドがあるかは、タイトル画面から行ける”シーン回想”で確認でき、誘惑してくる3人はそれぞれ5つ、先輩は3つでした。なお先輩とのHシーンはないとのことです。
感想まとめ
女子が誘惑してくるというドキドキ感がうまく表現されていて面白くプレイできまして、ヒロインのキャラ設定もうまくバランスが取れていてよかったです。バグやわかりにくい点も特になく、いいクオリティに仕上がっていました。
ゲーム進行は、誘惑に負けるかそうでないかの選択で、比較的スムーズに進めていけました(ただ3人目のあおいの選択肢は数が多く、若干複雑でした)。ステータスも、ゲージと体力のみというシンプルな仕様で、どのエンドに向かうかをプレイヤーがコントロールしやすい作りになっていました。
女子との絡みについては、体験版の範囲だとまだ1日目ということで比較的ソフトで、巨乳アピールやキス、身体押しつけなど止まりでしたが、誘惑される緊迫感がテキストなどで巧みに表現されていて見応えありました。

コクハクゲエム [背徳堂]
過去作品

死んだはずの彼女彼女でない“何か”に犯されて
都会で仕事をしている三浦 信也は、二年前に最愛の彼女・里沙を事故で亡くした。
ある夏の日、信也が盆休暇を利用して帰郷すると
友人はおろか里沙の親まで「里沙が生きている」と錯覚している。
まるで彼女の死そのものがなかったことかのように。