僕の未来は、恋と課金と。 [Sonora]
新ブランドSonoraさんのデビュー作で、ソシャゲー・廃課金がテーマという今風な面白い設定な作品です。体験版は念願のスマホを手に入れるところから始まり、オフ会で皆が顔を合わせるあたりまでをプレイできました。本編は
体験版ダウンロードはこちら
僕の未来は、恋と課金と。~Charge to the Future~
主人公・有馬恭也はコンビニでのアルバイトに奮闘し、ようやく念願かなってスマートフォンを手に入れる。
さっそく様々なアプリを入れてみるものの、どれもこれも「【無料】※App内課金あり」の文字が目につく。
いざプレイをしてみるものの、どれもこれもが課金前提のものばかりで、まともにプレイできるものが少ない。
スマホ購入にアルバイト代を費やしてお金の無い身分の恭也は、
一念発起し「何が何でも無課金を貫くぞ!」と闘志を燃やしながらアプリを探る。
そしてついに、ひとつのソーシャルゲームに行きついた。
念願のスマホを手にする
ゲームを始めるとうさんくさい黒ウサギが登場して挨拶してきます(この黒ウサギはゲーム内ソシャゲーの案内キャラ)。これからガチャをどんどん引いてもらう、セーブ&ロードはリセマラなどシリアスな雰囲気でいろいろ言われますが、実際やってみるとここのセリフで覚えておかないといけないことは特になかったです(適当に聞き流して問題なし)。
説明が終わったところで学園に場面が変わります。主人公はソワソワとしていて、早く帰りたくて仕方ない様子です。今日はバイトの給料日で、その金で待望のスマホを買うという状況でした。友人達も主人公のこれまでの頑張り具合を知っていて、ほほえましく見送ります。スマホを親に買ってもらう学生が多い中、親に頼らず自分でなんとかする主人公に好感持ってました。
駆け足で校門へと向かっていると、優等生な”綿谷梓”と遭遇です。このキャラはガチャ狂なところがあり、公開になった新キャラにテンション上がっています。が、ゲーム好きなことは他生徒には隠していて、主人公もここではそれに気づかず(バイト先に向かうことで頭がいっぱい)。
主人公のバイト先はコンビニです。バイト先輩の”間原汐里”(まはら しおり)は年上のお姉さん系で、教員志望でした。このキャラも後ほどソシャゲーに参加してきます。
入った給料で、ようやく念願のスマホを入手です。足早に家へと帰り、さっそく次々アプリを入れていきます。興奮を抑えきれない様子がうまくリアルに描写されており、スピード感あっていい展開でした。
ソシャゲー”カフスト”をプレイ開始
友人達とチャットしていると”カフスト”というソシャゲに誘われ、このソシャゲーが本作のメイン要素になりました。ゲーム内容は、美少女ゲームのヒロインが色々登場するというものです(キャラは姉妹ブランド作品に出てきたキャラ)。ギルドメンバーが多いほど自分のプレイが楽になるゲームシステムらしく、友人達はかなり必死にゲームのいいところをアピールしてきます。そこまで言うならとりあえずやってみるかと、軽い気持ちでダウンロードしてゲームを始めます。
気がつくと翌朝で、想定外に面白く、どっぷりハマってしまってました。
主人公がハマったことを知ると友人達も嬉しそうです。友人達とゲーム話で盛り上がっていると、優等生な梓(ゲーム好きなことは隠している)がカフストの名を聞きつけて遠巻きにこちらの様子をうかがってました。結局会話には入ってこず、何か言いたげに主人公の方を見てくるのみです。
昼休み、スタミナあふれてたら勿体ないから確認したらと急かされ、いい具合にソシャゲあるあるでした。
主人公がプロフ文を考えていると、友人達が横から覗き込んで口を挟んできまして、ワイワイと楽しげなノリです。友人達は新人に教えたくて仕方ないらしく、頼んでもいないのにチュートリアルをしっかりやれ、パスワード設定は大事だとあれこれ教えてくれます(パスワード云々はこのあとに繋がってきました)。
バイト中もゲームのことが頭から離れず、普段はやらないミスをしかけてしまいました。主人公は普段は優秀な働きぶりとのことで、このあたりはソシャゲーの中毒性が描写されてますシーンでした。
自宅に戻ったところで選択肢が出まして、機種変用パスワード設定をやっておくか否かの選択です。ここでやらずに寝てしまうと即ゲームオーバー(タイトル画面に戻される)になるのでご注意ください。なおこの先も間違えると即ゲームオーバーな選択肢が何度か出てきましたので(ソシャゲーの面白さだけでなく、ガチャの危険性・のめり込む中毒性もアピールしたいようです)、時々セーブしながら進めるのが賢明です。
ギルドにメンバーが続々加入、ギルドクエストに挑戦
ゲームにインするとギルドに新規メンバーが続々加入してきます。リアルの姿はまだ”???”となっており、誰が誰だかは秘密になってます(ただキャラ数が少ないため、大体の予想はつきました)。
これだけ人数いるならと高難度クエストをやることになりますが、主人公はまだ弱く、攻撃が命中しないなどあまり戦力にはなれず。戦っている相手は体力がやたらと多いレイドボスといったところで、時間内に倒すべく皆でひたすら攻撃し続けます。メンバー的には、”ネフライト”さんが相当な戦力でした。無事撃破できたものの、主人公が与えたダメージは微々たるもので、皆の強さを実感し、よりゲームにのめり込んでいきます。
翌日、登校するとなにやら騒がしく、普段は来ない生徒(朝森みつき)が登校してきていました。友人が説明してくれ、現役の人気アイドル声優とのことです(仕事が忙しくて学校になかなか来られない)。皆が群がってなかなか進めず、有名人具合がうまく描写されてました。
このゲームでは地域ごとに表示されるオススメギルドが違うとのことで、あの子が自分たちのギルドに参加してくれるかもと盛り上がります。その後主人公が声優ブログを見ていると、昨日のギルド戦の様子が貼られており、既にギルドに入っているメンバーの誰かが朝森みつきな可能性大です。
強キャラがピックアップされ、皆ガチャを回しまくる
ゲームの方は、強キャラな”ミミ”が久しぶりにピックアップということで、皆ガチャを回す気満々です。イベント開始な昼を迎えるものの、通信量を気にする主人公は自宅Wi-Fiでやりたいと言い出しまして、細かいところまで丁寧な描写でした。なお選択肢で”ここは課金してでも回すか”を選んでしまうと、際限なくガチャにのめり込んで借金まみれになりゲームオーバーなのでご注意ください。
主人公としては友人達と比べるとそこまでガチャへのこだわりはなく、ゲームはひとまず置いておいて昼食です。人のいなそうなところを探して校内を放浪していると、屋上でゲームに夢中な梓を発見しました。こちらに気づかず、夢中でガチャを引きまくってます。
凝った演出が入り、目当てのURキャラ”ミミ”をゲットしていました。教室に戻ると、誰にも言わないでオーラを出してきます。主人公としてもわざわざバラす理由はなく、秘密を守りました。なお梓のガチャ資金源(自分で稼いでいるのか親からもらっているのか)については、体験版の範囲ではわからずじまいでした。
帰宅してアップデート後、ガチャを有償無償のどちらで引くかの選択肢です。ここはどちらを選んでもゲームオーバーにはならないので、どちらを選んでもOKです。
ガチャの結果は毎回変わりまして、何度かロードを繰りかえすとSRが出ました(有償でも無償でも結果はあまり変わらず)。ただこの引いたカードがストーリー・ゲーム攻略的に役に立つのかはよくわからず(出たカードは、タイトル画面から行ける”カードコレクション”で鑑賞できます)。
ギルドメンバー的には、ネフライトさんがミミを引いていまして、状況から推察するとこのキャラが綿谷梓と思われます。他には汐里(コンビニバイトの先輩)もハマっている様子ですが、気恥ずかしさがあるのか、主人公にはプレイしていることを隠していました。
汐里と2人で店番していると、最近ウェブマネーを大量に購入していく客がいると教えてくれ、現れたのは金髪美少女(西園寺菜々)でした。クレカだと親バレするため、やむなくこうしているとのことです。この子は親が金持ちで、梓と同等のガチャ廃人でした。
菜々とは翌日昼休みに屋上で再会し、綿谷梓の友人でした。梓とはあれ以来まともに話せていなかったですが、先日見てしまったことの秘密を守ると約束し、ここでだいぶ打ち解けます。
夜、ゲームにインすると、タダで有償ガチャが無限に引けるバグが発生していて大騒ぎになってます。選択肢の正解は孔明の罠~です(ここでガチャを引いてしまうと不正アクセス扱いされて即ゲームオーバー)。
女友達がオフ会を提案するものの、皆の反応は今ひとつ
そんな感じでギルドが盛り上がってきたところで、莉央がオフ会やろうと言い出しました。主人公が女の子達にモテモテなのを見てイラっときたようです(どんな可愛い子なのか見てみたいとのこと)。
参加者を募るものの、知り合って間もないということもあってか、ギルメンの反応は微妙です(警戒している様子)。
翌日、莉央は反応の悪さにガッカリした様子です。一方梓(ガチャ廃優等生)委員長と菜々(金髪お嬢様)はオフ会参加を巡って意見が対立しており、大丈夫だよと参加したがる警戒心の薄い菜々を、何かあったらどうするのと常識的な梓が止めてました。
コンビニバイトに行くと、先輩もオフ会に参加するか否かで悩んでいました。
しばらく経過したあとも、梓はまだ悩んだ様子です。いかがわしい行為を警戒しているほか、正体が他人にバレるのも嫌なようです。
主人公と話しているうち整理がついた模様で、夜、参加表明してくれました。
いよいよオフ会
時間飛んでオフ会当日です。梓はギルドメンバーの正体にまだ気づいてなかったらしく、主人公達の姿を見て帰りかけます。
最後にいかにもな格好で入ってきたのは人気声優のみつき(カフスト内ではミミの声を担当)でした。こうして早くも皆の正体が明らかになります。
翌日の学園、汐里(コンビニバイトの先輩)が教員実習生としてスーツ姿で登場し、これからどうなるというところで体験版は終了です。
Hシーン体験版
(1/20追記)Hシーン体験版が公開になっており、タイトル画面下部から4ヒロイン各1シーン(前戯+本番)見られました。あとは最初から始めるとストーリーが見られますが、以前の体験版と同じで追加要素はなく、オフ会後に実習生がやってくるところで終わりでした。
梓はお金持ちの廃課金なお嬢様です。前半はオナニー見せ合いっこで、初々しい雰囲気でした。シーン後半は挿入で、バックでハメていきます。
みつきは人気声優なキャラです(既に3回ほど関係済みという状況でスタート)。前半は教室の机下で手コキフェラで、女側が行為に積極的でした。シーン後半は壁にもたれかかっての対面立位で、巨乳おっぱいがうまく描かれてました。
汐里は教育実習生で、屋上で主人公が迫ってのエロ展開です(ヤりたくて我慢できない)。乳揉みでイかせたあと、シーン後半は対面座位で挿入で処女喪失です。
菜々は超金持ちの娘で、プールで水着姿での絡みです。前半はイチャイチャとキスしたあと、肉棒に興味津々な女側から手コキしてきました。シーン後半は駅弁っぽい体位での絡みで、大事な初体験がこんな状況でいいのかという主人公を押し切るなど、女が色々と気を使ってくれました。
感想まとめ
ストーリー的には、テンポのいい展開で、ソシャゲあるある的なシーンもちょこちょこ出てきまして面白く読めました。キャラ的にも、親しげな女友達や金持ちお嬢様など個性豊かなヒロインが色々出てきまして、主人公も親に頼らず自分で稼ぐなど好感が持てました。
システム的にはオーソドックスなノベルゲームでした。ソシャゲーがテーマになってますが、コマンドバトルなどはなく、ボスと戦うシーンも読み進めるのみでした。ガチャで引けるカードについては、とりあえず体験版の範囲ではカードを使ってどうこうするといった展開はなかったです。
エロシーンは”Hシーン体験版”で各キャラ見られまして、どれもほどよく初々しさが出てましてCGのクオリティも高かったです。なお4キャラともゲームとの関連は特になく(行為途中にソシャゲー云々が出てきたりなどはなし)、ノーマルな男女の絡みという印象でした。
僕の未来は、恋と課金と。 [Sonora]
関連作品
七人のオンラインゲーマーズ~オフライン~ [G.J?]
純粋にとか、やましい目的がとか。
そんな事、考える余裕はなかった。
——それ、私もちょっと気になってた。
思いもよらない、承諾の言葉。
2人だけの些細なオフ会が開かれることになった。
後日、待ち合わせの場所。
約束の時間に待っていた彼女。
その人は実は…。
(MMOネトゲ)
確かにキミはココにいた [あんでる]
ネットワークゲームにはまっている少年が、ゲーム世界で会えなくなった親友を捜して
リアルな世界で人捜しを始めて、現実の世界の厳しさと優しさに触れていく。
(MMOネトゲ)
ピュアメール [Overflow]
僕は出会ってしまった。
僕の生き方を変えてしまう存在——奈川碧に。
なぜ彼女の事が、これほどまで気になるのか。
それは自分でもよくわからない。
だけど、これだけは言える。
彼女の存在が、
僕に何らかの変化を与えたのだと……
(学園+チャット)