ラブコメノベルゲー「家の恋人」(Argonauts)体験版感想


家の恋人 [Argonauts]
ラブコメノベルゲーム3部作の3作目で、本作はメイド少女2人がヒロインです(1作目は幼なじみ、2作目は妹がヒロイン)。1・2作目は既に発売済み、3作目は2019/04/26発売予定です。

追記:4/26に発売になりました。
FANZA販売ページ 2,640円
主人公はひょんなことから腕を怪我してしまい、それがきっかけとなって、チカとユリという二人の美女と同居することになる。
見た目こそ派手だが、根は親切な二人は、日常が不便になった主人公のことを、何かと世話してくれる。
二人にはある‘‘夢’’があった。
その夢を主人公も共有することで、彼は次第に、二人に惹かれるようになっていく。
そして、チカとユリのほうも……。

一作目 家の彼女

3作目”家の恋人”の体験版をやる前に、前2作の体験版を軽くプレイしてみました。シリーズの作りとしては、時間軸・状況設定はおおむね一緒(全く同状況ではなく、開始時期が少しずつ後ろにずれてました)で、誰がメインヒロインになるかが違います。自分の好きなヒロインの物だけ買えばいいというのはありがたい構成です。

1作目”家の彼女”は2018/06/29に発売になっており、メインヒロインは幼なじみである”纏 絢萌”(まとい あやめ)です。幼なじみなものの同級生ではなく、ひとつ下でした(主人公は社会人1年目、絢萌は学生で3年生)。


主人公は酒関係の小さな商社に勤める会社員で、女社長に軽くセクハラされたりしつつも楽しく働いています。(たまに残業シーンがあったものの、比較的ホワイト企業)

彼女が欲しいなあと漠然と思いつつ、馴染みの喫茶店に行こうとすると閉まっていました。マスターが顔を出し、リニューアル工事でしばらく休むとのことです。(この喫茶店は3作目でメインになります場所です)


1日目、家の前で待っていたのは妹の”橘木 理帆”(たちばなき りほ)で、この妹は2作目でメインヒロインになります。1作目では出番は少なめでした。


2日目、自炊でもしようかと買い物を終えて帰宅すると女の子が待っており、この子が幼なじみの絢萌です。彼女の親(ロンドンに住むことになった)から連絡が入り、しばらく娘を住まわせてやってくれないかと頼まれ、主人公はすんなりと承諾します(男女が同居云々は、主人公の頭には特にない模様)。


部屋を片付けつつ2人で協力して夕食作りし、


お風呂上がり姿を見てドキドキしたりしつつ就寝します。部屋は複数あり(1LDK)、社会人1年目・1人暮らしの割にはずいぶんと高級なところに住んでいました。

翌日以降は、妹が押しかけてきたり、友人宅で飲んだり、新婚夫婦のような雰囲気で家具を買い物したりします。そんな感じで特に障壁もなく、イチャイチャな同棲生活に馴染んでいきます。


土曜、喫茶店に行くと店のリニューアルが終わっていまして、3作目のヒロイン2人がここで登場です。主人公に対してフレンドリーな応対です。(このあたりの理由は3作目体験版をやると明らかになりました)

その後、幼なじみが料理など色々頑張ってくれているのは嬉しいものの、彼女の負担になっていないかと心配し始め、真剣に告白することを考え出します。残業後、喫茶店でマスターに相談することにし、メイド2人の意見も聞こうとするものの、既に仕事を上がっていまして機を逃します。


妹と3人での公園デートなどがあったりしたあと、



幼なじみが過労で倒れたと連絡が入り、慌てて学校へと向かいます。ベッドに寝かせたあと(ここで幼なじみ視点が少し入り、主人公への好き好き具合が描写されました)、これからは(1人で頑張らずに)2人で協力して頑張っていこうと告白し、幼なじみは嬉しそうです。主人公が作った夕食を美味しく頂き、1作目の体験版は終わりです。


終わりまで読むとニューゲームからHシーンがひとつ見られまして、幼なじみの場合はラブラブな全裸正常位でした。

二作目 家の妹


二作目は2018/11/30に発売になっており、タイトル通り妹がヒロインです。主人公宅でダラけているところからスタートし(勉強後の息抜きに来たとのこと)、無防備にリラックスしまくりな様子がいかにも妹という雰囲気です。


妹を駅に送ったあと喫茶店へと向かいます。1作目スタート時点と違ってこちらは既にリニューアルが終わっていて、メイド2人が出てきました。幼なじみについて相談をしようとするものの、こちらも話に入ったときにはメイドはおらず。こちらだと幼なじみは両親の住むロンドンに既に行ってしまっているようで、姿を見せることはなしでした。


主人公の親がノロウイルスに感染したという連絡が入り、治るまでのしばらくの間、妹が主人公宅に住むことになります。こちらは幼なじみと違い、自分で料理しようという気はとりあえずゼロで、いかにもなぐうたらで可愛いです。ファミレスで外食することになりました。


食事を終えて部屋に戻ったあと、いったんは別々に寝ようとするものの、布団に匂いがついているなどで結局は一緒のベッドで寝ることになります。

翌朝、妹がパンを焼いてくれており、一応やる気はあるようです。夕食、卵焼きに挑戦するもののうまくいかず、結局主人公が作ることになり、そんな感じで2人での生活になじんでいきます。


ある日のお風呂上がり、妹がなかなか出てこずなにやらごそごそしているかと思ったら、ほぼ裸な格好で出てきました。襲われることを期待しての行動なのは明らかですが、主人公は裸よりも床に垂れた水滴を拭くのに夢中です。


翌朝、起こしに行くとわざと着替え途中で待機しており半裸です。ここも主人公は何もせず、妹の先走り感が強めです(主人公は、妹だから倫理的にダメだと我慢して手を出さないというよりは、妹に対しての恋愛感情がまだ芽生えていない模様)。


駅へと向かうシーンでは珍しく主人公の姿が描かれ、爽やかなイケメンサラリーマンという風貌でした(2作目の体験版はここで終わり)。


エロシーンが1つ見られ、尻チェックから手マンのあと(なお既に関係済みな状況)、バックでラブラブなハメが見られました。

メイドが働く喫茶店に、頻繁に通う日々


シリーズの流れが簡単にわかったところで3作目体験版をやっていきます。3作目は喫茶店(リニューアル工事は既に終わっている)に頻繁に通っている状況からスタートし、早く退社して喫茶店に行きたいとウキウキしているのを社長に気づかれます。なお社長の元旦那は喫茶店をやっているとのことで、(明言はまだされてませんが普通に考えると)喫茶店のマスターが社長の元旦那なのだと思われます。


喫茶店に向かう途中で回想が入り、初めて会ったときの様子が描かれます。このあたりは1作目冒頭と重複していました。1作目体験版をやっていなくてもプレイに支障ないのは、ありがたい配慮です。


店へ向かう途中、少し昔に路上ライブをやっていた2人のことを思い出し、


喫茶店で2人組の話題を出すと、今は日曜だけやっていると教えてくれます。2人いわく”知り合い”とのことですが、姿からしても同一人物なのは明らかです(もう少し読み進めると明かされます)。

妹たちとともに喫茶店へ



休日、幼なじみと妹が主人公の部屋にやってきまして、この展開では幼なじみは主人公の実家に住んでいます。喫茶店のことは、妹たちの間でも可愛い”メイドカフェ”ができたと噂になっていました。主人公はそこに頻繁に通っていることを隠すこともなく、店へと案内します。


妹たちとしては、主人公とメイドさんが親しい関係なのを感じて複雑な心境です。

路上ライブ後、彼女たちの家に招かれるものの…


日曜夜、路上ライブがあり、演奏が終わったところで2人が正体を明かしてくれます。主人公は言われるまで気づいていなかったようで、なかなか鈍感なところがありました。


ファンの意見を聞きたいとのことで彼女たちの家に招かれます。が、案内されたのは、美人な彼女たちからは想像しがたい古アパートでした。歌についてなどあれこれ語り合ったあと、酔ってそのまま3人で寝入ります。


夜中、主人公がふと目を覚ますと、何やら変な匂いがしています。様子を見に廊下へ出ると、1Fが火事でした(女の子たちが住んでいるのは2F)。慌てて逃げようとするものの、片方が放心状態で、何か火事がらみで過去にトラウマになる出来事でもあったような雰囲気です。


主人公が抱きかかえて窓から飛び降りますが、着地の際に激痛が走ります(着地した際に右手に過度の負荷がかかった模様)。病院で見てもらうと、右手を骨折していました。


帰り道、住まいを失った2人の今後について相談します。喫茶店マスターは喫茶店2Fに住んでいいと言ってくれますが、怪我の責任を感じた2人は、怪我が治るまでの間世話をすると申し出てきます。主人公も承諾し、こうして当面の間主人公宅で同居することになりました。


翌日、主人公が骨折したと聞きつけた幼なじみと妹が駆けつけてきますが、女2人に下着姿で出迎えられて固まります(最初はデリヘルだと勘違い)。


大丈夫だからと主人公から説明されて妹たちは立ち去るものの、内心は複雑でした。とはいえ過激な行動には出ず、女同士のドロドロとした修羅場展開に発展することはなかったです。



翌日月曜、あーんしてもらったり、2人がメイクする様子などを見たあと、昼から出社します。社長も心配・配慮してくれ、なんとか仕事をこなすことができました。



その後、2人は防音がしっかりした住宅と聞き、作曲作業をしたりします。



再び週末になり、妹たちが心配してやってきますが、2人に好意を持っている主人公の思いを察し、引き下がってくれました。


日曜は路上ライブを行いますが、いつもと同じく足を止めてくれる人は少ないです。


帰り道、もっとネットで宣伝したらどうかと主人公が提案し、


プロデューサーを頼まれ、3人で頑張っていくことで話がまとまります。こうして関係が強まったというところで3作目の体験版は終わりです。


前2つと同様、終わりまで読むとニューゲームからエロシーンが1つ見られました。喫茶店でメイド服姿でフェラチオしてくれ、愛情がいい具合に感じられるフェラでした。

感想まとめ

話の雰囲気は基本コミカル(ところどころパロディ的な会話あり)でしたが、時々シリアス(メイド娘2人は、生い立ちでなにか重いものを抱えていそうな雰囲気あり)な場面もありまして、うまくバランス取れた作りになってました。(9-nine-シリーズのような)シリーズ全体通しての謎解き的なものはなく、単品でプレイしても支障ない話の作りになってました。サブに回ったヒロインがすっと引き下がってくれるのも、ほのぼのとした世界観とうまくマッチしていました。

ゲームシステムはオーソドックスな一本道ノベルゲーでした。選択肢も、体験版の範囲だと2作目エロシーンで中出し/外出しの選択肢が1回あったのみでした。

エロシーンはどの体験版も1つのみ見れまして、ラブラブな雰囲気がいい具合に出てましてCGのクオリティも高かったです。声もキャライメージにうまく合った声優さんになってました。


家の恋人 [ Argonauts]

過去作品


家の彼女
ある日のこと。
年下の幼馴染である纏絢萌が、主人公の家にやって来る。
絢萌の両親は、仕事の都合で、しばらくの間、海外で暮らさなければならなくなったという。
受験を控えた大事な時期、一人になってしまうことを心配した両親の勧めもあって、
家族ぐるみで仲のいい主人公の元へとやって来たのだった。


家の妹
妹の理帆が、主人公の家にやって来る。
二人の両親がノロにかかってしまい、受験を控えている理帆は、
両親の勧めもあって、一時、主人公の家に退避することになったのだった。
理帆は以前から、兄のことを異性として意識していた。
二人きりの同居生活を始めたことで、そんな感情はますます大きくなっていく。
そして主人公のほうもまた、理帆に、女の子として、惹かれていくのだった。