「未来ラジオと人工鳩」(Laplacian)体験版感想


未来ラジオと人工鳩 [Laplacian]
Laplacianさんの新作で、無線・電波が失われた近未来の世界が舞台な作品です。体験版では7/10(改造ラジオの作成に成功する)~7/29(落下事故当日)までをプレイできました(エロシーンはなし)。本編は2018/08/31発売予定です。

追記:8/31に発売になりました。
FANZA販売ページ 7,800円(サウンドトラックつきは8,800円)
人工鳩が電波を喰うようになってちょうど15年目のその日。
父親が遺した固定型無線機で、ソラはラジオ放送を始めた。
慣れない放送が始まった翌日、ラジオが不思議な放送を受信する。

「―8月1日のオオゾラ落下事故の続報です。
第1ターミナル跡地で死亡したのは、月見里ソラさん。
その他、鳴山公空学園でも怪我人が出ています」

それは、未来からのラジオ放送だった。
「3週間後に……おれが、死ぬ……?」

7/10 苦心して作っていたラジオがついに完成

(本記事はネタバレありです。謎が次第に明かされていく作りになってます作品ですので、プレイ予定のある方は閲覧ご注意ください)


落下事故を伝えるニュース音声から話は始まり、この事故が話の大きなキーになります(詳しいところは追々明かされていくので、ここではまだよくわからなくてOK)。


翌朝、主人公がラジオの動作試験をしています。長いこと苦労してきて、ようやく完成したという状況です。なおこの7/10という日付に間に合わせたことに意味がありました。(ラジオは前日夜に完成していて、先ほどのニュース音声は、主人公が寝ている間にこのラジオが勝手に受信した)


主人公は家族2人と同居しています。ツインテール妹は童貞だと朝から下ネタを言ってくるなど、遠慮なく打ち解けた雰囲気です。

人工鳩と、15年前の事故


場面変わって空を眺めており、タイトルにもありますこの白い鳩(人工鳩)が本作の重要な要素になりました。この人工鳩は、元々は人(後で出てくる葉月伊耶那博士が主体)が作ったものの、暴走しだして現在は人類の敵になっています。これが電波妨害をしているせいで、この世界ではテレビ・ラジオ・携帯電話といった電波がらみの行為は一切出来なくなってしまっています(ネットも、有線から無線に完全移行してしまっていたのが災いし、使えなくなってしまってます。有線にまた戻せばいいだけな気もしますが、それはやっていないようです) 。


主人公が通っている学園は、空港跡地(第二ターミナル)を利用したもので、本作はこの空港跡(学園+第一ターミナル)を中心として話が展開しました。


一方第一二ターミナルの方は、15年前の今日(2046/7/10)起きた大事故以来使われなくなっています(事故時のまま放置され、廃墟状態)。事故の原因になったのがこの人工鳩で、予告なしに突如暴走しだして電波を奪い、それによって8機もの航空機がコントロール不能になって一度に墜落という大惨事に至りました。主人公はこの事故唯一の生存者です(なおこの時頭部に傷を負ったとのこと)。

父親はパイロット、母親は航空機に同乗していて主人公をかばって亡くなっており、つまり人工鳩は両親の敵(かたき)でした。ただ人工鳩たちは電波を奪っている以外は攻撃的なことは今のところしてこないようで、主人公達の日常生活自体は平穏でした。

事故のことを覚えている人に、ラジオを配って回る


空港跡前で複雑な思いに浸っていると、女2人が声をかけてきます。片方(薊野椿姫 あざみのつばき)は主人公が通っている学園の教授、もう片方(越百秋奈 こすもあきな)は主人公と同じ学園の生徒で、事故の遺族(誰が亡くなったのかは不明)です。主人公がラジオの放送をすると言うと、椿姫教授の方は電波がらみの知識があるせいかそんなことは無理だと一蹴しますが、秋奈は興味を示してくれ、ラジオを受け取ってくれました。


場面変わって学園で、男友達のイシマル(大石丸男)は爽やかないい友達という印象です。実家が電気屋ということで、この先のラジオ作戦で大いに役立つことになりました。


学園内のコーヒースタンドでバイトしているのは、先ほど空港前で会った子(越百秋奈)で、今日から出勤のこの子を目当てに客がたくさん来ているとのことです。主人公のラジオ放送を楽しみにしてくれていました。


教授は人工鳩の開発者ということもあり受け取ってもらえる可能性は低いですが、ダメ元で教授の部屋にラジオを置き、早めに帰宅して夜の放送に備えます。

ラジオ放送で熱い思いを語る




いよいよラジオ放送の初回開始で、再び空の自由を取り戻したいという思いを熱く語ります。人工鳩に妨害されずにラジオ電波がしっかり届いたというのは、この世界の現状からするととても画期的なことでした。なおツン気味だった教授も、しっかり聞いてくれています(ただまだ生放送だとは思っておらず、事前に録音したものをタイマーで流しているという認識)。

7/11 未来からのラジオを受信


寝ている間の謎めいた夢は、この後も頻繁に出てきました。


いつものように学園に登校し、ラジオを聞いてくれた人の感想を聞いて回ると、主人公が8時からやった以外に、深夜にも放送があった(秋奈曰く”2回目の放送”)と知ります。どうやら女の子と2人でエロ系話をしたらしいものの、当の主人公はそんな話をした覚えはありませんでした。誰かが勝手に自分の部屋に入ってきて放送したのかなど、いろいろ可能性を考えます。


夜8時の放送を始めると、妹が乱入してきました。エロ系を交えつつ、楽しく放送を終えます。しゃべりの面白さに関しては、主人公より妹の方が上という印象でした(主人公は控えめ・真面目な性格)。


終了後、緊張した面持ちで、昨日2度目の放送があったという時間(23:59)に待機します。聞こえてきた内容は、7/29(2週間ほど先の日付)の主人公(月見里ソラ)の事故死を伝えるものでした。しばしあっけにとられますが、正確な日時を聞き、未来のことを言っているのだと認識します。落ちてくるという”オオゾラ”が何のことなのかはここではまだわからず(後ほど明らかになります)、”空”が落ちてくるって一体どういうことだ?と混乱します。

7/12 未来での死を回避するべく情報収集


自分が死ぬという予言は簡単には受け入れがたいようで、イタズラや過去にそういった事故が起きたのかもしれないなどを可能性をいろいろ考えます。ひとまず学園に向かい、他に深夜の放送を聞いた人がいないか探すことにします。


秋奈(昨日深夜放送のことを教えてくれたキャラ)も深夜放送を聞いていまして、主人公のことを本気で心配してくれます。声的には焦り感がうまく出ていて、緊迫感ある演技でした。あとはニュースキャスター風にニュースを読み上げていた音声が秋奈のものということで、なぜそんな放送をすることになったのかの経緯も気になるところです(なお体験版ではこの点は明らかにならず)。


先日の放送についてもここで詳しく聞けまして、内容は昨日7/11行ったものでした。つまり7/11の放送を、7/10に受信したことになります。このあたり理系学生同士ということで、お互い冷静で相互理解が早いです。あとは1日先だったり20日先だったりと、日によって発信元の日付が違う(行ったり戻ったりして不規則)理由は気になるところでした。


秋奈と別れたあと図書室へ向かい、7/29に落ちてくるという”オオゾラ”が何なのか調べますが、ここではまだ手がかりは得られず(手がかりがラジオ音声だけなせいでどんな漢字かわからないため、うまく検索できない)。


男友達を番組に誘い(この段階ではラジオを聞いているのが身内だけなので気楽にやれる)、夜8時、男友達+妹とともに放送します。ハイテンションな2人に対し、主人公はやや落ち着いた雰囲気でした。

深夜、1人で空港跡(1タミ)へ


男友達を送り出した後、手がかりを求めて1タミ跡に行くことを決意し(1日学園内を必死で探したものの何も得られなかったため)、何かあったとき備えて、妹が1人で放送できるよう教えていきます。妹にはまだ、7/29の件は伝えていないものの、妹は何かを察して不安げな表情です。もしかしたら車に引かれるかもしれないし、食あたりでトイレにこもるかもしれないと当たり障りない例えでごまかし、この場はしのげました。


意を決して空港跡へ向かっていると、人工鳩の死骸を見つけます。完全なロボットなのか生身の鳩を改造したものかはよくわからず(このあたりの鳩の生態がらみの説明は体験版では少なめでした)。ともかく、滅多なことでは死なないはず(主人公も死体を見るのは初めて)の人工鳩が死んでいるという事実が重要になります。



これから起こるという墜落事故の手がかりを求めて空港跡へ向かい、事故のトラウマもあり今まで入らなかった、空港内部へと侵入します(警備などはされておらず、入ろうと思えば簡単に入れる)。ここから朝までは重要シーンでした(あとで読み返せるよう、セーブしておくのもあり)。


事故現場には、15年前の事故機がそのまま残っています。


人工鳩はここを住処としていました。主人公を敵と見なしているような、不気味な雰囲気です。当然主人公も、人工鳩に対して敵意むき出しです(この鳩のせいで、両親など乗客の皆が死ぬことになった)。


鳩に対して怒りをぶつけていると、女の子が声をかけてきまして、この子は人工鳩を手なずけていました。体験版ではこの子との関わりが話の主体になります。


奥へと消えた女の子を追って空港内部へ進んでいくと、人工鳩の目が赤く光り、主人公に対して激しく攻撃してきます(ここで首筋に傷を負う)。


日付の変わり際(以降毎日同じ時間に受信する)、持っていたラジオが受信し、”葉月かぐや”(主人公はここで女の子の名前を知る)に向けて思いを語る自分の声を聞きます。居合わせた先ほどの少女(葉月かぐや)もこのラジオ音声を聞くことになりました。(5台作ったラジオのうち最後の1台が、ここでかぐやの手に渡る)

7/13 教授と協力関係に


そのまま朝を迎えると、空港前で教授と遭遇します。傷跡を見られて行動がバレ、険悪な雰囲気です。言い争いの末、ようやくラジオが受信できることを信用してくれ(今までは録音したものを自動再生で流しているフェイクだと思っていた)、協力してくれることになりました。


人工鳩が死んでいることと、主人公のラジオ放送が関係しているのではと推察します。教授は人工鳩の開発者ということで、主人公とは違って鳩サイドのようですが、電波食いな現状はなんとかしなければと思っています(自分に責任の一端がある)。

オオゾラの謎がようやく解ける


男友達からラジオについての詳しい情報が得られ、14年前に作られた試作品でした。ここで”昊”と書いて”オオゾラ”と読むことを知ります。このシーンはうまいCGの使い方で、緊迫感がいい具合に出てました。


ようやく手がかりが得られ、血相変えて教室を飛び出して図書館へと向かいます。昊という宇宙探査機が過去に打ち上げられたことを知り、具体的なメートルはわからないですが、”巨大”とのことです(直撃を食らったら死は免れないと思われる)。


宇宙探査機オオゾラの開発者は教授でした。更新指令を送りたいものの、人工鳩の影響でできないでおり、これが7/29に墜落してくる原因になっていそうです。教授としても空港跡への墜落は阻止したく、利害が一致し、協力関係が強まります。


伊耶那博士というのは、人工鳩を暴走させて電波食いを起こさせたとされている人物です(詳しいところは追々明かされます)。

ラジオ集め開始


主人公が頼まれたのは、ラジオの収集と人工鳩の死骸集めでした。死骸集めは、人工鳩のパーツを改造ラジオ作成に利用しようという作戦です。


男友達宅の倉庫をあさると、運びきれないほどのラジオが見つかりました。ただそのままでは使えず、主人公がやった改造を1つ1つやる必要があり、ここから数日はこの改造作業にかかりきりになります。


いつも通りにラジオ放送を行った後、深夜の放送の録音を試みます。聞こえてきたのは自分達のラジオ放送でした。ラジオの配布が行われ、帰省した学生により全国に拡散したようです(時期的には探査機墜落の数日前)。


深夜、寝付けずに再び空港跡へ行きますが、この日は葉月かぐやとは出会えず。

7/14 人工鳩殲滅作戦開始


ラジオを持っている皆を集めて作戦会議で、ここで”7/29に主人公が死ぬ”ということを妹も知ることになります。

簡単な回避法は落下地点から皆で逃げることですが、それでは他の人が死ぬ恐れがありました。人工鳩を部分的にでも排除し、衛星との通信を復活させて安全に墜落させることを目指します。


ここで人工鳩のシステムについて解説があり、電波が使えないでいるメカニズムが説明されます。技術的な詳しいところの説明があったあと、皆で改造ラジオの量産とリスナー獲得に取り込むことになりました。

鳩の死骸を目にし、複雑な心境


少しでも鳩を殺すため、ラジオを流しっぱなしにしようということになり、妹と自宅に戻ります。スイッチを入れて学園へ戻っていると、早くも鳩の死骸を発見しました。妹は作戦がうまくいっていて嬉しそうですが、


主人公的には空港にいた、人工鳩を愛する少女かぐやのことが気に掛かっています。鳩は主人公にとって憎い存在ではあるものの、自分の行為によって鳩が死んでいくことに対して、若干の後ろめたさがありました(=出来ることなら鳩を殺したくはない)。


できた分のラジオの配布を皆に少しだけ待ってもらい、少女だけに向けて放送します(この放送を、7/12の深夜に受信し、かぐやも聞いた)。


かぐやへの思いを吐き出した後、学園に戻ると、ラジオの配布が開始されていました。鳩の死骸も大量で、作戦は順調です。

かぐやと再会


夜、いつものように放送しようとしますが、今日はリスナーが大量ということでいささか緊張気味です。新人リスナーのために番組趣旨から説明しようということになり、妹がうまいこと進めてくれました。一方主人公は面白おかしく話すのはあまり得意ではなく、対照的な雰囲気です。


放送終了後、1ターミナルへと向かいます。道中たくさん鳩の死骸を回収しますが、鳩サイドがこのままやられっぱなしで終わるとも思えなく、どこか不気味な感じです。


かぐやと再会し、向こうは向こうで、鳩を愛する理由がありました。


主人公が7/29にここで死ぬと明かすと、鳩の電波食いを止めるのに協力すると言い出します。主人公としても、鳩を殺すことが目的ではなく、電波を復活させることが目的なのでありがたい話です。

7/15 かぐやをおぶって学園へ


そのままかぐやの横で寝てしまい、朝を迎えます。


かぐやは空港跡に住み着いていますが、主人公の提案に応じ、いったん外に出ることを受け入れてくれました。背中におぶって学園へ向かいます。


かぐやの母親(伊耶那博士)は鳩暴走の首謀者と言われています(既に死亡している) 。母親の死後、かぐやにとっては鳩だけが話し相手でした。


皆に合わせる前、電波喰いを止めるための方法について具体的なところを尋ねますが、いくら尋ねても信じて欲しいと繰り返すばかりで、詳細は教えてくれず。具体的な方法は、体験版終盤で明かされました(言えない理由は、明かされると納得のいくものでした)。自分だけで判断することはできないと、ひとまず教授のところに連れていくことにします。


ここでかぐやと教授が初めて対面します。かぐやを見た教授は、珍しく動揺し、感情をあらわにします。教授はかぐや母の弟子ということで、かぐやも教授のことは知っていました(優秀なプログラマーだと聞かされていた)。

電波喰いを止める方法があると言うかぐやに、方法があるならなぜすぐ止めないんだと教授は反論し、かぐやの主張はあまり信用されません(かぐや母への思いと、かぐやへの対応は別物)。


かぐやが1タミに戻ると立ち去ったあと、主人公と教授との会話です。鳩を愛する少女に事実を隠して鳩殺しを手伝わさせるのか?むしろ鳩の味方をして作戦の邪魔になるのでは?というのは、もっともな話でした。ここでは方針転換はせず、人工鳩殲滅作戦をそのまま続行します。


ラジオ配布の方は、夏期休暇に入るまでが勝負ということで、改造ラジオの作成に熱が入ります。番組の方は学園で人気の秋奈が出てくれることになり、以前聞いた未来放送と状況が近くなってきました。


今日は主人公は番組には出ず(自分自身が出る事へのこだわりはそこまではない模様)、学園で作業しつつ2人の楽しげなラジオを聞きます。

7/16 モジュール作成を進める


毎日のように見る夢では、かぐやによる語りが入り、母が教えてくれたハレー彗星(まもなく最接近を迎える)を見ることはかぐやにとって重要なことでした。


主人公は研究室で寝てしまい、妹たちに起こされます。この日は特に事件はなく、作業が完遂しました。ラジオの数より応募者の方が多く、嬉しい悲鳴です。

7/17 かぐやを再び学園へ


ラジオ配布会は滞りなく終わり、想像以上に番組のファンが増えていました。


せっかくリスナーが増えるのだから、皆でラジオ放送をやろうということになります。教授も一応誘いますが、行くわけないだろうとあっさり却下されました。ただかぐやをここに住まわすことは許可してくれました。


4人で楽しく放送したあと(3人が盛り上げてくれて主人公はあまり出る幕なし)、皆にかぐやとのことを話し(かぐやも事故のことを悲しんでいる、学園に連れてきたい)、一様に複雑な表情です。鳩を愛するかぐやを騙している形になっているのを皆認識していました。


深夜、いつものように1タミへと向かいます。かぐやにここを出るよう誘うと、素直に応じてくれました。(服が泥だらけな理由は、後ほど明らかになります)


かぐやが行ってみたい場所は公園だということです。そういえば事故を伝える未来ニュースでは、公園にも被害が出ていました。


学園へと着き、シャワーを浴びて戻ってくると、 教授とかぐやがいい雰囲気です(寝入ったかぐやを、教授がじっと見つめている)。教授はかぐや母に尊敬以上の思いを持っていた模様です。

7/18 かぐやを買い物に連れ出す


夏なのにセーターなのは暑そうということで、この日はかぐやの服を買いに皆でショッピングモールへと行くことになります。(なお指が三本に見える・眼鏡云々の下りは、初見時は単に視力が悪い程度に捉えてしまいましたが、もっと重大な事態でした)


秋奈(航空機墜落事故の遺族)は、かぐやの前では感情を隠しているものの、かぐやは事件首謀者の娘なわけで、内心は複雑でした。


涼しげな格好にチェンジし、すっきりした姿に主人公達は満足し、かぐやも礼を言ってくれます。ただかぐやが夏でもずっとセーターを着ていたことには意味がありました(このあたりは最終日に語られます)。



続いて公園へと向かいます。場所がわからず地図を頼りに向かいますが、いざたどり着くと、主人公は既視感を覚えます。(この公園は、7/11朝の夢で出てきた公園です)


いい雰囲気になりかけますが、かぐやは優しく拒絶(遠慮)してきました(主人公が嫌いなわけではなく、事件の首謀者の娘なことなどを気にしていて、自分と関わると不幸になると思っている模様)。


帰り道、鳩の死骸と遭遇し、かぐやは悲嘆に暮れます。かぐやはまだ、ラジオ放送が原因な事を知りません。


かぐやに案内されて空港跡へと向かい、


案内された先は、鳩の墓場でした。鳩が死んでいるのは磁気嵐のせいという、主人公サイドの嘘説明をかぐやは今も健気に信じています。電波喰いが止まれば鳩は死ななくて済むと、止める方法を教えてくれるよう改めて迫りますが、かぐやは教えてくれず。(明確な描写はなかったですが、このあたりで、主人公の中でこのままラジオ放送を続けることが果たして正しいのか、このまま嘘をつき続けていいのかという迷い・罪悪感が一気に増したと思われます)

7/22 かぐやに真相を伝える


今までは1日刻みで進んできましたが、ここで日付が飛び、墜落まであと1週間です。ラジオ作戦の方は順調に進んでます。


人工鳩のシールドにもほころびが生じ、衛星の電波を一瞬ですがキャッチできました。

このままで果たしていいのかと皆で議論したり、かぐやの眼鏡を作り直した後、さすがにもうごまかしきれないと、かぐやに真実を伝える決断をし、皆も賛同してくれました。かぐやは悲しみつつも起こったりせず、冷静に聞いてくれました。ただ電波喰いが止まれば鳩を殺さずに済むと主人公達がいくら訴えても、かぐやは電波食いを止める具体的な方法を相変わらず教えてくれず、信じてと繰り返すばかりです。


互いの主張が平行線になり、険悪な雰囲気になりかけたところで、かぐやが意を決して真相を明かしてくれました。電波喰いを止める方法は、自分が死ぬことだということです。そういうことなら、今まで言えなかったのも納得でした。


鳩が死ぬことによりかぐやの身体も弱っていく(視力が落ちる、平衡感覚が鈍る)という一蓮托生な関係で、かぐやに好意を持ち始めた主人公としては、これ以上傷つけるのは耐えがたいことでした。


かぐやの真実を知り、ラジオを続けるかどうか、皆にも迷いが生じます。最終的にはラジオを始めた主人公の一存で、ラジオ放送を中止することを決断します。今までの頑張りが無に帰すわけなものの、怒ったりするメンバーはいませんでした。(ただ作戦を続行したとしても、これまでのペースから考えて、墜落日までに衛星と通信ができるほどに人工鳩を減らすことは難しかったと思われます)

作戦も大きく変更で、オオゾラの墜落回避は諦め、落ちてくる場所(=万全を期して学園も含む)から前もって皆を避難させることになります。主人公達のいうことを果たして信用してもらえるかどうか不安がよぎりましたが(似たような設定の作品だと、皆が信じてくれずに避難させるのに苦労するパターンが多い)、この状況の場合全部説明する必要性はなく、ちょうど夏休みということもありこの点は問題なかったです。たださすがに人工鳩だけは1タミから避難させるのは無理そうでした。

7/23 告白


この日、かぐやに思いを伝えます。かぐやとしても、主人公に死なれたら悲しく、お互い、(はっきりと言葉にはしませんでしたが)相手を助けるためなら自分が犠牲になるのもいとわないという雰囲気です。

7/28 墜落日が迫る


ラジオがないとやれることも限られ、ここで一気に日付が飛び、墜落まであと1日です。


もしかしたら明日死ぬかもしれないということで、育ての母との会話もいつもとは微妙に違う雰囲気です。(なおこの母の登場シーンは冒頭とここ位で、少なめでした)


学園から人をいなくし、墜落に備えます。


深夜、かぐやがいないことに気付き、結局1タミに来ざるを得ない状況に陥ってしまいました。歴史を変えるのは簡単ではないようです。かぐやを探しに行こうとする主人公を、皆が必死で止めますが、主人公は振り切って1タミへと向かいます。



予想通りかぐやは空港跡にいました。母との思い出の場所なここで、星空・ハレー彗星をどうしても見たかったということです。ハレー彗星の最接近と、衛星墜落に因果関係があるかはなんともわからず。


かぐやは死ぬ覚悟が出来ていました。鳩が大量に住み着いている1タミに衛星が墜落すれば、自分の死はどちらにしろ避けられず(鳩が死ぬとかぐやの身体はダメージを受ける、鳩が大量死すればかぐやも死ぬ可能性大)、だったら好きな場所で死にたいという心境です。


悲しい結末をなんとかして避けたい主人公ですが、最後はかぐやに攻撃?されて意識を失ってしまいます。

奮闘空しく、衛星墜落を阻止できず


気がつくとターミナル外で、必死な妹に起こされました。


かぐやの生存信号は途絶えましたが、人工鳩は健在です。依然として衛星に信号を送れなく、墜落を回避できません。


昼、ついに墜落の時刻を迎え、衛星が空港へと落下していきます。かぐやが事故に巻き込まれるのを、ただ見ていることしかできず。


主人公が立っている地点は墜落地点からだいぶ離れているようでしたが、なぜか主人公の意識だけが遠のいていきます(すぐ側にいた妹と秋奈はなんともない)。

ニュース音声が悲しい事実を伝えたあと、場面変わって自室で、主人公が目覚めます。ループものだとこういった場合開始時点に戻っているというのがよくある展開ですが、日付への言及はなしで、ループの有無はわからず。



あれほど思っていたかぐやのことを主人公だけが忘れてしまっている(妹は逆に、かぐやのことを覚えている)という、なかなか衝撃的な展開で体験版は終了です。

このシーン、最初はかぐやのことを忘れているところに目が行きましたが、急に声が出なくなって筆談せざるを得ないというのはなかなか不気味です(主人公は風邪かなという程度の軽い認識)。かぐやが次第に視力・平衡感覚を失っていったことと合わせて考えると、主人公の身に何が起きているのか、衛星墜落と何か関係あるのか気になるところでした。

感想まとめ

独特な世界観や淡々とした主人公の語り口がいい味出ています作品で、ストーリー展開も緊迫感あってよかったです。事故の起こる日付が前もって分かっているというのも、話の状況を理解しやすくていい設定でした。

話のボリューム的にはかなり長めでした。やり始めたときは、体験版でプレイできるのは頭数日程度かなと思っていただけに、7/29の事故当日まで体験版まで一気に行ってしまったのは意外でした。懸案だった衛星落下による主人公死亡が回避され、この先どう展開するのか見当のつかない終わり方になってました。

話に関しては、謎が多く残る作りになってました。ソラが頻繁にかぐやにまつわる夢を見る理由(過去に2人に何かあったのか)、主人公が死んだ世界線で一体どういう死に方をしたのか、もっと遡れば15年前の墜落事故時になぜ主人公1人だけが助かったのかも気に掛かる点でした(主人公の認識では母親が助けてくれたということでしたが、もっと別の理由があってもおかしくはない)。

システム的には、体験版の範囲では完全一本道で、選択肢はなかったです。7/22のラジオ放送を止める決断をする場面などは大きな方針転換でしたが、選択肢はなしでした。

エロシーンについては、今回の体験版ではほぼなしで(ラストにかぐやとのキスシーンがある程度)、人工鳩や衛星墜落の話に主眼が置かれ、男女の恋愛がらみの描写は少なかったです。ヒロインの印象は、妹とは打ち解けたいい関係、秋奈は人当たりが良く男子に人気なのも納得、教授は知識抜群でクールな雰囲気(ツンデレ系)、かぐやは謎多めと、それぞれ個性豊かでうまくバランス取れてました。


未来ラジオと人工鳩 [Laplacian]

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