9-nine- ここのつここのかここのいろ [ぱれっと]
4/28発売の新作エロゲで、9-nine-シリーズのエピソード1です。本作ではヒロインの1人、九重都のストーリーが展開されます(他ヒロインのルート・Hシーンは本作にはないので注意)。面白い設定で、キャラデザも好みでしたので購入してみました。DMM販売ページ 3,024円
体験版感想はこちら
能力者バトルエロゲ「9-nine-ここのつここのかここのいろ」体験版感想
ぶっきらぼうな態度をとりがちだが、責任感が強く行動力のある頼れる青年。新海翔。
なんだかんだ言いながら周りのことを第一に考える優しい性格である。
普通の学生らしい平穏な生活を送っていたが、
白蛇九十九神社に祀られた神器が破損したことをきっかけに、翔の日常に変化が訪れる。
その影に、異能に目覚めた少年少女たちの姿があった。
なお本作は推理ゲーム色が強めなストーリー展開になってました。重要部分は伏せて書いておりますが、プレイ予定がある場合は閲覧にご注意ください。
冒頭部は体験版と同じように進んでいきます。2人で協力して魔眼のユーザーを探しだそう、というところまではスキップしてしまっても支障なしです。
最初の1週間は特に事件はなく経過し、都が主人公宅に頻繁に来てくれてるようになってます。妹も来ていますが、2人の間に嫉妬心はなく穏やかな雰囲気です。
掲示板の書き込みをチェックしていくと怪しい書き込みが見つかり、通学中に見かけた先輩(不自然に男にモテるようになっている)と状況がよく似ています。
妹の能力がここで明かされ、能力は”人を目立たせたり、目立ちにくくすることができる”というものでした。この先犯人捜しをしていく上で役立つことになります。
ここでアニメの内容解説が入り、ストーリー的には”アガスティアの葉”に属するユーザー達が悪と戦うというものでした。神社絡みでは白蛇様(聖女様)というのが鍵のようです。普通に考えればアニメと同じようにストーリーがこの先進んでいくと思われ、このあたりの話は覚えておくとよさそうです。
こちらに険悪な視線を向けてくるパフェクイーンもユーザーかもしれないということで、接触を図ることにします。
主人公は都一族に良客として好評価らしく、都が部屋に行っても何の問題もないとのことです。自然な形で主人公の人柄のよさが表現されてました。
パフェクイーンとは会話できるような雰囲気にはまだならず。なにかつぶやいて去っていきます。
ソフィに2人の素性を調べてもらいます(これによって先輩とパフェクイーンの名前が明らかになりました)。
4/29 ハルカ先輩はモテ状態にも慣れ(男大勢を従えて得意げ)、女王様気分という感じです。
妹の隠密能力を使って接触を図り、連絡先を書いた手紙をこっそり忍び込ませます。
作戦は成功し、喫茶店で会うことになります。最初はおどおどとした態度ですが、
途中で能力を使うとがらっと雰囲気変わり、こちらを誘惑してきます。
主人公に魅了の技をかけてきて、強引に二人きりになろうとします。我を失いそうになりますが、都に声をかけられて何とか逃れることができました。
ここでパフェクイーンと会話の機会を持てます。予想通りユーザー(能力持ち)でしたが、魔眼ユーザーは私が倒す、邪魔するなと冷たく言われてしまいます。
自宅に戻ったあとのソフィとの会話が、物語の大きな分岐点になります。
4/30 2体目の石像が見つかったとニュースで知ります(これはCGなし)。2人で能力トレーニングし、対象が見えていなくても能力を発揮できることに気づきます。
5/1 1体目の石像のところで現場検証していると、パフェクイーンと遭遇します。いつもと違う黒ゴスロリ姿で、上品でいい衣装デザインでした。
主人公の能力が不明なことを言うと、石化の犯人だから明かせないのではと怪しまれてしまいます。潔白を証明すべく、主人公は自分の記憶を奪わせますが、都は表情を変えて慌てて立ち去ってしまいます。これをきっかけにして関係が一気に気まずくなり、
5/2 都が単独行動に走り、授業中にも躊躇なく能力を使っています。生徒達から手当たり次第に記憶を奪って犯人を捜すという乱暴なやり方で、やや暴走気味です(なおこのあたりの状況は2周目で推察されました)。
連休が明けても、相変わらず都とは疎遠なままです。もしかしたら自分が石化事件の犯人なのかもしれないと思い始め、一人でいるのが怖くなった主人公は、妹に泊まっていくよう勧めます。妹は喜んでくれ、翌日泊まっていく約束をします(が、結局泊まるシーンはなく終わりました)。
犯人の手がかりや都の居場所を探して夜の街をさまよった末、都が単独行動に走った理由にようやく気づきます。が、既に手遅れでした。
バッドエンドを迎えたあと、タイトル画面に戻ると、右上に”2″と表示されてます。2周目に入るには、2の状態でニューゲームをスタートすればOKです。
1周目と違って2周目は選択肢が出るようになっており、囲まれて困っている都を助けることができます。(”フォローする。”が正解、”余生なお節介はしない”だと1周目と同じになってしまうので注意)
都をフォローしたことで好意を持たれ、少しずつ展開が変わっていきます。喫茶店でサービスされる場面は、最初の時はコーラ(コーラ会社の令嬢なので、そのつながりだと思われます)だけでしたが、今回はプリンがついてきました。好感度の変化が自然な形で表現されていて、うまい演出の仕方でした。
教室の選択肢は、”じゃあ校門集合で。”が正解です。
しばらくは選択肢なく進んでいき、火事・バトルのシーンの選択肢は”九條を庇う[かばう]。”が正解です。
妹と3人で食事するシーンも微妙に変化あり、関係がうまく進展していることが自然な形で表現されてました。
先輩にチャームを使われたところの選択肢は、”手を振り払う。”が正解です。
自室に戻ったところでソフィとの会話です。前回はここで火事の時の話が出ましたが、今回は途中で着信が入ったことで会話が中断され、火事の話をすることなく会話が終わります。
4/30 先輩と出くわしチャームをかけられそうになりますが、強引に手を取ってくれて危機を回避します。控えめな性格なだけに強引さが引き立ち、好かれ具合(他の女に奪われたら嫌だと焦る)がうまく表現されてました。
石像のあった公園でパフェクイーン(結城希亜)と遭遇します。1周目と同じように潔白を証明するべく記憶を奪ってもらいますが、前回とは明らかに違う反応で、顔を真っ赤にして立ち去ってしまいます。恋愛絡みの記憶を奪われたようです(詳しくは後のHシーンで語られました)。都の恥ずかしがり具合や主人公の鈍さ、クールな希亜がいい具合に対照的でした。
気まずいまま一週間経過します。会話もままならない2人を友人達が気を使ってくれて、うまいこと2人きりにしてくれます。が、主人公はどうせフラれると弱気で、言うだけ言って返事を聞かずに逃げてしまいます。
都は告白をOKしてくれ、無事恋人同士になります。このあたり一枚絵多めで、贅沢な作りです。双方の緊張具合がうまく表現されていて、背景も丁寧に描き込まれてました。
デートの約束をして別れます。1周目のことがあるだけにあまりに幸せすぎてかえって不安になりましたが、ここまできたらあとはラブラブ一直線でしたので安心して読み進めて大丈夫です。
デートはまずはファーストフードです。普段健康的な食事をしているせいで、ジャンクフードが嬉しいようです。
クレーンゲームのシーンでは、なかなか取れずにずるずると散財していく主人公を必死で止めてくれます。序盤から描かれていた金銭感覚の堅実さが、うまいことここにつながってました。(目的のものは、最終的に無事取れました)。
2人でいちゃいちゃしていると、ソフィが登場します。別の時間軸(並行世界)での出来事を知らされます。
平静を装って食事を続けようとしますが、手が震えてしまって食べられず。動揺具合がうまい形で表現されてました。落ち着かせようとして、いい雰囲気になりキスシーンです。不安からか、双方積極的でした。
キスだけでは終わずに押し倒し、着衣正常位です。あっという間に射精してしまい、主人公の興奮具合がうまく出てました。主人公を気遣ってか、もう1回しようと誘ってくれます。いつ何が起こるかわからない、やりたいことはできるうちにやっておこうという心境になったそうで、説得力ありました。
なおシーン終わりには能力をHなこと(中に出された精液を取り出して避妊)に使っており、いい具合にアクセントになってました。
5/9 先生(巫女)が伝承を語ってくれている授業にヒントがありそうです。主人公は最初はそれに気づかず聞き流していますが、途中でなにかひらめきます。
ここで2人の関係が妹にバレ、2人の慌て具合が初々しくてよかったです。
魔眼についてソフィを問いただしますが、機密情報ということでなかなか教えてくれず。なんとかひとつ聞き出すことに成功しまして、必ず2人以上で対峙せよとのことです。
あとは妹から情報があり、 アガスティアの葉(ユーザー同士の掲示板)では連休中にオフ会をやったそうです。
作戦を話し合ったあと妹を帰し、Hシーン2回目です。都から求めてきて手コキで、ここで先日盗んだ記憶がなんだったかが明かされました。能力とエロがうまくリンクしていて、うまい展開の仕方でした。シーン後半は服を脱ぐのを恥ずかしがり、対面座位です。いい着衣Hでした。
5/10 オフ会の記憶から手がかりを得るべく、先輩に接触します。
作戦はうまくいき、怪しい人物の情報を得ることができました。オフ会のあと、神社で夜中に、先輩+カップルの計3人で会っているとのことです。
パフェクイーンに頼みこみ、協力してもらうことに成功します。 パフェ1週間分を餌にすると目の色変えて食いついてくるのが、いままでの素っ気ない反応と好対照でよかったです。
神社で作戦開始し、緊迫感がうまく出てます。
盾になるつもりはないとそっけなく言われてしまい、クールでいいシーンでした。
(以降ネタバレ注意 反転で表示):男の姿を見つけ、警戒しながら近づきますが、既に石像でした。自分が石化事件の犯人だという遺書を見つけますが、本人のものかはなんともわからず。 (反転ここまで)
犯人をこれ以上追わなければ都に危険が及ぶ可能性は低いだろうと判断し、ここで手を引くことにします。理性的な判断で好感が持てました。
5/26 ソフィはこの”枝”の監視をひとまず終えるということです。
スタッフロール後まだ続きがあり、メイド服でのラブラブH、浴室で全裸バックとHシーンが続きました。ラブラブ具合がうまく出ていて、ハッピーエンド感が満載な終わり方でした。
最後に謎の人物のカットが入り(神社で会っていたというカップルのもう片方(女の方)が結局出てこずじまいだったので、その人物の可能性が高そう)、エピソード1は終了です。(一応もう一周最初からやってみたものの、選択肢・ストーリー展開に変化はなしでした)
まとめ:
アーティファクト・能力絡みについては、謎が多く残されたまま終わり、主人公の能力がなんなのかもわからないままでした。このあたりはエピソード4まで使って少しずつ明かされていくと思われます。小出しにされるのが好きではない場合は、エピソードが全て出そろってからプレイするのがいいと思います。
戦闘シーンは体験版でありました火事のシーンのみで、(少なくとも今回のエピソード1に関しては)力と力のバトルというよりは推理もの(神経戦)といった印象でした。
ゲームシステム・進行的には、1周目は選択肢なし(バッドルートのみ)、エンドを迎えたあとニューゲームで始めると選択肢が出てグッドルートへ行けるという形式でした。選択肢の数は少なく、正解もわかりやすいため、容易にグッドエンドにたどり着けました。
Hシーンはいちゃラブ具合が濃厚に描かれており、CG・テキストとも非常にいい内容でした。シーンの数としては、処女喪失初H・手コキフェラ→対面座位・メイド着衣H→全裸バックとさほど多くなかったですが、うまくバランスの取れたシチュ内容になってました。
都以外の他ヒロインについては、Hシーンはなしでしたが、体験版と比べると出番は多く、それぞれの魅力がうまく出てました。個人的にはパフェクイーン(結城希亜)のゴスロリ姿がいい衣装デザインで印象に残りました。あとは主人公と妹との仲の良さも、見ていて和んでよかったです。
9-nine- ここのつここのかここのいろ [ぱれっと]
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