女体化系エロゲ「女子人生2」製品版攻略・感想

女子人生2
女子人生2 [ろじうら館]

6/1発売の新作で、冴えない男性会社員が彼女の身体になってしまうという女体化系作品です。貴重な女体化もので、展開的にも先が気になる内容でしたので購入してみました。

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体験版感想はこちら
女体化ものエロゲ「女子人生2」(ろじうら館)体験版感想
4流出版社に勤める根暗で無気力、短絡的な鈴木ただしに
突然できた頭脳明晰、容姿端麗な彼女箱崎みずほ
そんな彼女に似合う男になる為に頑張るがすべて空回りし
悲惨な死がただしに訪れる…そして死んだと思いきや
鈴木ただしは恋人の箱崎みずほになっていた……

1stステージ

注:本記事はネタバレありです。謎が次第に明かされていく話になってますので、先の展開や真相を知りたくない方は閲覧ご注意ください。


冒頭の悪夢から目覚めるシーンは、体験版やったときは読み流してしまいましたが、この先の展開を考えると意味深です。”また同じことが起きるのかなぁ”というみずほのセリフやこれまでたくさん悪夢を見てきたということを合わせて推察すると、これ以前に膨大な回数ループしてきたのかもしれません。


序盤は体験版とほぼ同じものの、体験版では削られていた会話がちょこちょこありました。帰り道、本屋に立ち寄って、主人公達が作っているタウン誌について尋ねるものの、目立たないし売れないと散々な評価です。


その後は神社で願い事、編集トラブル、アイドルにインタビューと展開します。見失って以降の彼女(みずほ)の状況については、2ndステージで詳しく語られました。


雑誌は回収になり、回収費・アイドルへの慰謝料を払えずに、会社は倒産することになります。主人公に大きな責任がありますが、同僚達は責めることなく逆に慰めてくれ、主人公の今後の心配までしてくれました。


自宅でみずほと会ったところで、体験版とは別の選択肢が2回出ました。ただどれを選んでもこの後の死は回避できません。死は4パターンあり、血描写が苦手な方は、”信じてる 何も聞かない”を選択することをオススメします(全パターン見なくても問題なく話を理解できます)。

部長のことを聞いてしまうと、その後どちらを選んでも疑心暗鬼に陥り、みずほと部長が関係していると思い込んでみずほを刺し殺してしまいます。血まみれでなかなかグロいCGになってました。その後自分も自殺してしまい、破滅的な結末です。

2ndステージ


目を覚ますと彼女の部屋で、頭の中に今日やるべき仕事内容がなぜか湧いてきます。女の身体に変化したというよりは、彼女の身体にただしの精神が憑依した模様です。なおみずほの意識・精神がどこへ行ったのかは、この後もはっきりとは説明されず。とりあえず自分は、みずほの意識が奥の方に押し込まれて表に出てこなくなる二重人格のような状態なのではないかと解釈しました。


仕事着に着替えて職場へ向かっていると、男姿な主人公(自分自身)と遭遇します。中身がみずほな可能性を考えるものの、いつも通りの冴えない雰囲気からしてそれはなさそうです。彼女だし大丈夫だろうと声をかけるものの、こちらが誰だかわかってもらえず。


1ヶ月前に時間が巻き戻っているのでは?と勝手に推察しながら読み進めると、


職場に着いたところで、日付がおかしいことに気付き、案の定一ヶ月前に巻き戻ってました。こうして、一ヶ月後の死を避けるべく行動開始です。


まずは面識を得ないとということで、みずほが言っていたとおり、滑って落下したところを男ただしが助ける格好になりました。なお名前が両方とも”ただし”で少々ややこしいですが、左側に顔アイコンが出ますので問題はなかったです。


まずは自己紹介ですが、名刺交換をせざるを得ない状況に追い込まれ、みずほの大手誌な名刺を見た男ただしは萎縮してしまいます。対応を誤ったことに気付くものの遅く、このあたりは前回の失敗の記憶が残っていないことがネックになりました。


なんとかして男ただしとつながりを持つべく電話をかけ、会う約束を取り付けます。うろたえぶりから、向こうの中身がみずほ(精神入れ替わり)という可能性はなさそうと判断します。考えられる可能性を冷静に潰していくあたり、うまい展開の仕方です。



ぶつかってしまったお詫びということで食事に行きますが、以前の自分の感覚で飲んでいったせいで酔い潰れてしまい、送ってもらうことになります。気がつくと全裸で、既にHをしてしまったあとでした(みずほ側から誘った模様)。こうして、付き合うことになった経緯が明らかになりました。ただ以前と同じように、男ただしはみずほに対して劣等感を覚えてしまっています(=前回とほぼ同じ展開をたどっている)。


仕事終わりに部屋に行くと押し倒され、相手が自分自身ということで奇妙な感覚です。下手な口説き方に呆れつつも身体を許す(相手の興奮具合が嬉しい)というレアなシチュが見られました。このままではらちがあかないと騎乗位セックスになり(CGあり)、全然気持ちよくないものの、相手を気遣って気持ちよかったと嘘をつくあたりがリアルで面白かったです。


みずほとしての生活に慣れ始めたところで、破滅の原因となったインタビューがらみの大失敗を回避するべく奔走し始めます。


以前と展開違い、誰か有名人のアテはないかと相談されるものの、うっかりとんたんかんな答えを返してしまい、男ただしは自分の話なんか聞く価値ないよなと怒って出て行ってしまいます。結局奮闘空しく以前とほとんど状況を変えられておらず、このあたりは歴史の修正力的なものを感じさせました。


どうしたものか悩んでいると、例の神社が目に入ります。賽銭として大金を吸われ、これがこの先の展開に何らかの影響をもたらしたと思われます。(なお神社がらみについては、はっきりとした説明は終わりまでなし)


そうして、運命のインタビュー日を迎え、以前と同じように男ただしがホテルまで着いてきてしまいます。


ホテルに来たところで生理による腹痛が起き、トイレに駆け込んでいる間に、男ただしが部屋へと招かれて入ってしまい、気がつくと貴重なインタビュー時間が終わってしまってます。


せめて被害を最小限にとどめようと、なんとかして出版を止めさせようと奔走したいものの、部下から別件の仕事を頼まれて北海道へ行かざるを得ません。


結局大雪でひどい目に遭い、みずほが裏でいかに苦労していたかが明らかになりました。一方お忍びで祭りに来ていた西園寺リナも大雪のせいで都心に戻れず、本来やるべき仕事をすっぽかす形になり(リナは漁村出身ということを隠しているため、祭りに来ていたことを明かせない)、大きく評判を落とすことになります。

なんとか都心へ戻り、部長にはやはり謝罪に来ていました。ここで選択肢が出ます。脱ぐを選んでしまうと血まみれ系な結末になるため、グロが苦手な方はご注意ください(なおどちらを選んでも部長とのエロシーンはありません)。


やる気ないと思われていた部長がこれまで社員達のために動いてくれていたことがここで明かされ、なかなかいい話です。社員が3人なのに対し、再就職の席は2つのみでした。席は他社員2人にあげたい、ただしの面倒は君が見て欲しいと頼まれます。

男ただしの自室に行くと、部長との関係を問い詰められます。ホテルでの答えによってここの選択肢が変わりました。


脱ぐ→面倒見る、と進んだ場合、駅前での待ち合わせになります。運悪く鉄骨の移動作業中で、揺れていて危ないことにみずほが気付きますが、のんきな警備員はトイレに行きたいと席を外してしまいます。落ちてくる鉄骨からただしを助けようとして突き飛ばすものの、1stステージ同様の悲劇的な結末に終わります。1stでは謎だったここでのみずほの真意がわかり、うまい展開の仕方でした。

一方脱がない→ごまかすと進むと、思い詰めたただしが編集部を襲撃、みずほを縛り上げて車に乗せて暴走し、こちらも悲劇的な結末です。(まとめると、ここの選択肢をどの組み合わせで選んでもこのステージでの死は回避できません)

3rdステージ


気がつくと再びみずほの部屋で、前回と違い、はっきりとした記憶を持ったまま1ヶ月前に戻ることができました。これでようやく失敗を回避できます。


行動も前回とは変わり、男ただしのタウン誌がどうやったら売れるか思案します。ただしの経験とみずほの知識が合わさり、うまくいきそうな気配がしてきました。


神社の反応も前回と違い、財布を放り込んでもお金を吸ってくれません。もうループはしなさそうな雰囲気です。


自室へ戻ったところで、ただしを見捨ててみずほとして生きるか、ただしを助けることを諦めないかの選択を迫られます。本作はどの選択肢も重要でしたが、ここは特に大きな分岐でした。

みずほとして生きるを選ぶと、ただしと関わらないことを決意し、さらに続けて、編集者を続けるか実家に戻るかの選択を迫られます。実家に帰るを選ぶといきなりエンドで、千葉の久留里で田舎暮らしを満喫するという、ある意味ハッピーエンドでした。


一方編集者を続けると、無難に仕事をこなすものの、結局は中身が冴えない男ということで、将来の展望をうまく描けず。


成田ちとせのインタビューは、ただしの邪魔が入らないということで、何の問題も起こらずにホテルの部屋へと至ります。うちの事務所で仕事を手伝って欲しいと誘われ、承諾すると成田ちとせと協力して成功するというハッピーエンドです。即断を迫るちとせの行動力の高さや、2人の相性の良さがうまく表現されてました。


一方ちとせの誘いを断ると、その後も編集部で頑張り、いい具合に出世していきます(成功具合がゴージャスな服装でうまく表現されてました)。年月経過した後、浮浪者になったただしを見つけるものの、向こうはみずほだと気付かず。他バッドと違って自分が死ぬことはないものの、切なさの残る終わり方でした。


諦めずに助けるを選択すると、ただしを立派な男にするべく奮闘することになります。悲劇のきっかけとなるインタビュー失敗をなんとかして回避しようと、みずほの頭脳と失敗の記憶を活かして策を練ります。


階段から滑り落ちたあとの自己紹介は、前回の失敗の記憶があるため、名刺交換時の対応をうまいことやれました。ただしはおだてられるのに弱い性格ということで、タウン誌を愛読していると持ち上げてひたすら褒めちぎります。雑誌内容を当然熟知しているだけに、褒め方にもリアリティありました。


バーでの会話も、酔い潰れないように酒の量を加減でき、いい雰囲気になって、意識をしっかり保ったまま男ただしの部屋へと招かれます。


酔ったフリ/真面目に話すの選択肢は、真面目に話すを選ぶと、偶然会った芸能人にインタビューして記事にしたらえらいことになると諭します。男ただしはそのあたりの倫理的知識が大きく欠けていました。


その後も教育が続き、男ただしの会社への仕事の斡旋もやっていきます。こうして無事に男ただしの性格を変えることができ、他社員からも変えてくれてありがとうと礼を言われます。


その後、男ただしが勉強熱心な真面目人間になりすぎて物足りなくなり、みずほ側からHに誘います。エロシーンが入り、エロテクニックの方もだいぶ改善されてきた模様です。


選択肢、共同取材or北海道出張で、共同取材を選ぶと、みずほの提案で割り当てられた時間を少し分けることになります。彼氏なことがちとせに即バレするあたりはコミカルで面白い雰囲気でした。ともかく鬼門のインタビューを、ついに無事乗り切ります。エンドでは頼りがいのある男になったただしの様子が見られ、いい具合にハッピーエンドです(個人的にはこのエンドが最も成功感あるように思いました)。


一方北海道出張を命じると、アイドル2人がテーマになりました。西園寺リナを助けるべく、ちとせに協力してもらって一芝居打ちます。アイドル2人の関係は、「BODYGUARD2」をやっているとより理解できました(簡単に言うと、2人はライバルかつ親友的な関係)。


リナからは予言者扱いされてしまいましたが、ともかく作戦成功です。インタビューさせてもらってタウン誌の空きページが合法的な方法で埋まり、リナの名声も守ることができました。これでハッピーエンドかと思いきや、ラストにもう一波乱あり、コミカルさのある面白い終わり方になってました。


一方酔ったフリを選ぶと騎乗位Hですが、みずほに対して偉そうな態度を見せるなど、ただしの思い上がりやすい+人の話をちゃんと聞かないダメな性格・良くない兆候が出始めます。


選択肢で”力を見せる”を選ぶと、北海道へ赴いて西園寺リナを呼んでくることになります。今までの記憶を活かして、これからものすごい大雪になる、今すぐ帰らないと大変なことになると予言者的に立ち回ります。


2人で無事都心へ戻った後、男ただしの態度を矯正するべく、リナ様に説教していただきます。男ただしにとって憧れのアイドルということで、話をしっかり聞いてくれました。エンドは結婚式で、こちらも終わりまで一波乱あるハッピーエンドです。


一方断絶を選ぶと、みずほは今までただし達に回していた仕事を容赦なくすっぱりと切り、その後ただしが行方不明になってしまいます。


駅前で選択肢が出るものの、ここに至ってしまうと破滅は避けられません(どちらを選んでも死)。明らかにダメな選択肢(破滅へと向かうのが推察できる)を二度も選んだ場合のみこのルートになり、埋め目的でわざとやらない限りここには至らない印象です。ともかくこれで3rdステージのエンドが7種類埋まり、ほぼコンプリートです(なお回想部屋的なものはありませんでした)。

感想まとめ

うまくまとまったループもので、展開の仕方もうまく、終わりまで面白く読めました。2nd以降はプレイヤーも主人公もこの先どうなるかがわかっている分、いい具合に緊迫感がありました。エンドも多種多彩でよく考えられていて、アイドル2人の登場のさせ方も効果的でよかったです。

難易度的には、選択肢は要所のみで出まして、特に詰まることなく全エンドコンプリートできました。もし詰まった場合も、付属のガイド(ona2-25.jpg~ona2-27.jpg)を見れば分岐・エンドがわかります。

エロシーンはフェラや騎乗位などで、自分自身とHするというレアなシチュがうまく描写されてました。ただエロシーン数的にはやや少なめで、エロよりも”なんとかして死を回避する”というループ話の方に重きが置かれてます印象でした。

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