「俺の上であがく六人の伽女」(Guilty)体験版感想

俺の上であがく六人の伽女
俺の上であがく六人の伽女 [Guilty]
Guiltyさんの最新作で、闇金融を営む主人公が仕事仲間や取引相手と関係していくという話です。体験版ではヒロイン一通りが登場し終わるあたりまでをプレイできました(Hシーン各ヒロイン各1、朋子のみ2)。本編は2018/12/14発売予定です。

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主人公は、違法合法を問わず物騒な仕事を請け負い、暮らしている男。
ヒロインたちは、それぞれの理由で主人公と同じマンションで暮らすようになったり、
定期的に主人公の元を訪れるようになるなど、関わりを持つ事になります。

主人公はそんなヒロインたちを相手に、
ある日は、気まぐれに身体を弄んだり――
ある日は、自分から求めて腰を振るように命じたり――
ある日は、逆に押し倒されて強引に求められたり――
と、身体を重ね合わせる日々……。

はじめは仕方なく従っているヒロインも、最初から興味津々で迫ってくるヒロインも、
主人公とのセックスにはまっていき、大胆になっていく様子をお楽しみいただけます。

親が借金抱えて失踪した女子校生・雨谷 朋子


今作の主人公は借金取り(闇金融)の男で、裏社会では名の通った存在でした(名を聞いたとたんに皆態度変わって震え上がる)。


場面変わって学園で、このシーンは女視点に変わります。この朋子という少女は金と住まいに困っていました(母が借金つくって失踪、父が借金をなんとか返済しているもののこちらも連絡取れなくなった)。父から金は振り込まれているのでとりあえず飢え死にはしないものの、住んでいたところを火事で失い、ネカフェ住まいという困窮した状況です。


朋子が路地裏でヤクザに絡まれて困っていると、主人公が助けに入ります(借金のことで朋子を探していた)。事務所に連れてこられた朋子は、初めて見る闇金融の容赦ない仕事ぶりに怯えます。


朋子がネカフェ住まいだと聞いた主人公は、連絡が取れなくなるのを危惧して住まいを用意します。男は仕事のことしか考えていない雰囲気で、同じ建物で生活することになりますが下心はここでは感じられず、必要事項だけ淡々と告げます。ともかく女は住まいの心配がなくなりありがたい話で、翌日はいつものように学園へと向かいます。いつもは特に気にしない援交の話題が耳に入り、自分もやれば楽に稼げると少し心が揺らぎます(ただ本気でやるつもりはなし)。

主人公の仕事仲間・梶 奈々


朋子が友人達と共に学園から帰宅していると、撮影をしている有名人(女子大生で社長令嬢)を目撃し、今度はこの有名人に視点が変わります。撮影が終わるとタクシーに乗り込み移動し、有名芸能人なのは表向きの姿で、実際は主人公と同じく裏社会の人間でした。


ホテルに着くと運び屋の女子大生に手際よく指示していきます。奈々は緊迫感満載なのに対し、当の運び屋(素人女子大生)は中身を知らないせいか気楽なノリです。主人公の男があとから現れ、失敗は許されないと釘を刺すと効果覿面で、危険な仕事なのだという危機感をようやく持ってくれました。


奈々の会社は主人公の組織と取引・協力関係にあり、主人公ともっと親密になりたいとそれとなく迫るものの、主人公は気持ちを知ってか知らずか素っ気ない態度で何もせず帰ってしまいます。

妹が入院中・織倉 皐月


奈々がホテルを出たところでヒロイン三人目の織倉皐月が登場です。皐月は出版社勤務の秘書で、大御所作家のインタビューを取るべく編集長と共にホテルに来たという状況です。作家からエロい目で狙われる(編集長が一緒だと知ると不機嫌になるなど)ものの、何事もなく終わりました。編集長からは下心的なものは感じられず、気遣いができるいい上司という印象です。


皐月は妹が重病で入院中で、治療費の支払いに困っていました(両親は既に他界していて、自分1人の給料ではさすがにまかないきれない)。思い詰めた表情で歩いていると金貸し(主人公の会社)のティッシュを渡され、そういう手段もあると思い至ります。

主人公の仕事仲間・流果


ヒロイン四人目は奈々同様裏社会の人間で、この女は借金取りです(主人公と同じ組織の仕事仲間)。可愛い外見ですが腕は確かで、しっかり取り立ての仕事をこなしていました。

主人公の仕事仲間・周防 梨沙


さらにもうひとり裏稼業の女がいまして、こちらは闇金融の経営者です。上品な美人という雰囲気ですが、取り立てと脅しはしっかり厳しいです。仕事完了後は主人公とコミカルな会話が繰り広げられ(突っ込みを入れて欲しげに”か弱い女の子”と自称するなど)、お似合いな二人という雰囲気です。女がそれとなく誘いをかけるものの、主人公は素っ気ない態度で帰っていきました。


主人公視点に戻りまして、組長に挨拶です。組長ですが、口調は気さくなノリでした。カレーやらゴルフやら色々と話題が出ましたが、他にドラッグを売っている人間がいる(自分たちの縄張りを荒らされて困っている)という話がこのあとに繋がってきます。

優等生な理系女子校生・月乃 夕浬


学園に場面変わりまして、学園には朋子以外にもうひとり、月乃夕浬というヒロインがいました(朋子から見ると後輩)。学園では成績優秀で委員長も務めていますほか、演劇部にも誘われてました。


と、いわゆる優等生な夕浬ですが、学園を出て古書店へと向かったあたりから雰囲気変わり、裏では何やらヤバいことをやっている空気です。話的には、買っている本が不人気でジャンルもバラバラな大型本というのが重要でした。


自室に戻ると案の定、グレーなドラッグを作っていまして、さらに販売もネットを使って自分でやっていました。危ない橋を渡っているという認識は女にもあるものの、この方法ならバレることはないだろうと踏んでます。

治療費に困った皐月が金を借りに


主人公の部屋に場面変わりまして、朋子が主人公の部屋の掃除をして朝食を作ります(せめて自分にできることはやりたい)。


続いて織倉 皐月(妹が入院中な女)が登場し、事務所前で思い悩んでいるのを主人公が見つけます。いつか返せなくなって風俗送りになるのを薄々感じつつ、主人公は金を貸しました(返済期限は一週間後)。

梶 奈々とエロ展開に


翌朝、奈々からトラブル発生が連絡が入りホテルに駆けつけると、先日の運び屋女子大生が渡航直前になってゴネだしていました(他から入れ知恵をされた模様で、先払いでなければやらないと言い出す)。


主人公が女の置かれた状況を整理しつつ冷酷に脅すと、ようやく理解できたのか顔色変わり(このままゴネ続けた場合、風俗送りで済めばいい方で、殺されてもおかしくない)、もはややるしかないことを悟ります。


これで運び屋の件は一件落着で、奈々がお礼と称して迫ってきてのエロ展開です。奈々が経験豊富な女気取りでリードして開始したはいいものの、勢いに反してフェラ経験すらないようです。見栄張る様子が可愛く描かれてました。


不慣れすぎて射精できそうもなく、主人公側から頭を掴んで強引に責め立てます。

梨沙とやむなく協力関係に


翌日、返済がまだな男に嫌な予感を覚え、慌てて借金取り立てに向かうもものの、住まいはダミー住所でした(=まんまと騙された)。梨沙も同様に被害に遭っており、


協力関係を口実にしてHしたくてたまらないようですが、主人公はつれない反応です。結局協力はいらない、1人でやるときっぱり断り、取り残された梨沙は残念げです。主人公としては、なるべく1人で仕事を進めたいようでした(群れるのが嫌い)。


組長から電話が入り、ドラッグの件について催促です。主人公はまだ手がかりつかめておらず、相方的な流果にも心当たりはなしでした(流果はこまごまとした情報集めより実戦の方が得意そうです)。


これだけ調べてもつかめないということは街中ではなく”別の場所”で取引されているのではとの推察には至りますが、主人公はコンピューター・ネットはあまり得意ではないのか、そこから先には進めず。やむなく情報集めを梨沙に頼ることにし、梨沙としてはようやく頼られて嬉しさが隠せないという雰囲気です。考えていることがわかりやすく、和むキャラでした。


女から誘ってきてエロシーンに入りますが、プレイは主人公がリードする形で進みました。前半は手マンでいじり回し、自分がリードして奉仕したげな女に主導権を渡さず。


シーン後半も主人公が攻めで、主人公の激しさがうまく表現されてました。

朋子をお仕置きレイプ


翌日、返済日が迫っている朋子の姿が見えません。逃げたものと思い込み町を探していくと、荷物を抱えてバスに乗ろうとしているところを発見します。


逃げようとしたことに主人公も怒りを覚え、何か説明したげな朋子を無視して強引にエロ展開です。処女だからと言うのも聞かずに無理矢理ぶち込みます(主人公としては手荒なことはしたくないものの、金を返さないとどうなるか体でわからせるため、あえて乱暴に振る舞う)。


数発中出ししてもまだお仕置きは続き、体位変えてレイプ続行です。


事後、逃げようとしたわけではなく、リサイクルショップで売って少しでも金を作ろうとしたことが明かされます。真摯な態度を主人公も評価し、返済を猶予することにしました。


シーンはまだ続きがあり、朋子との情事を流果にのぞき見されていました。

ドラッグ密売人の手がかりを得る


梨沙に呼び出されて事務所に行くと、ドラッグ販売の手がかりを早くも掴んでいました(主人公の頼みということで最優先で頑張ったと思われます)。フリマサイトで売っている中に怪しい商品があり、なぜか営業所留めのみな上、売れ筋とは思えないタイトルな割に妙に人気を得ていて不自然とのことです。書名を見た主人公は、数日前に古書店で出会った女が持っていた本のタイトルと一致していることに気づきます。


あんな女が本当に関わってるのかと思いつつ慌てて古書店へと向かいますが、ここではこれといった情報は得られず。


朋子と同じ制服だったという記憶から、学園前で様子をうかがうもののそれらしい女は見つからず。今日のところはここで引き下がります。なおレイプまがいな行為をしたあとですが、朋子との関係は今までと変わらず良好でした(むしろ懐かれた感があり)。


朋子は何か手伝いたいと主人公の事務所にやってくるようになりますが、金絡みやらの大事な仕事を任せるわけにもいかず、ひとまず掃除をさせます。

発情した流果に刃物を突きつけられ襲われる


夜、取り立ての仕事を終えて一息ついていると、様子のおかしい流果に強引に車に乗せられ、


連れていかれた先は真っ暗な山奥でした。車内で逆レイプ気味に襲われ、困惑した主人公が拒否すると、刃物(太めの本格ナイフ)を突きつけて強引に迫ってきます(先日の朋子のを覗き見して我慢できなくなった)。


可愛い見た目なものの、戦闘能力的には主人公と互角かそれ以上のようで、緊迫感ある雰囲気です。が、流果は押し倒したはいいもののその後どうしていいかわからなく、しばらくすると主人公がリードする形に変わります。


シーン後半はバックでの激しいハメです。終わるとなぜか流果は素っ気ない態度に変わり(自分から攻められず主人公に翻弄されたことが悔しかった?)、しっかりオチがあるところが面白いところです。

利子を払えない皐月をバックでハメ


場面変わって皐月(妹が入院中)の返済日ですが、営業時間終わりまで待っても現れず。諦めて仕事先へと取り立てに向かおうとしたところで、慌てた様子で駆け込んできました。が、金額が少し足りず、彼氏にお金を貸して返してもらっていないとのことです。彼氏持ち(元カレではなく、現在進行形で付き合っている)のヒロインはなかなか珍しいです。



返済が終わらないと次のお金は貸せない、と主人公は話を終えようとしますが、金がどうしても必要な皐月はそこをなんとかと食い下がります。次に滞ったら風俗店に行ってもらうという話から覚悟を試させてもらうとエロ展開になり、バックで強引にハメ、彼氏とはまだヤってなかったらしく若干レイプ感がある絡みでした(ただ女としても金はなんとしても貸してもらいたいため、嫌がり痛がるものの、暴れたりの抵抗はせず)。

ドラッグ密売人な夕浬を捕まえ対峙


皐月が帰ったあとはドラッグ密売人の話に戻ります。再び学園前で張り込み、ようやく目的の女子学生を見つけました。女も危ない橋を渡っている自覚はあったようで、主人公が声をかけると逃げたり暴れたりはせず、素直に事務所へと着いてきます。


主人公は自分が主導権握っているつもり(見かけで判断し、か弱い小娘程度の認識)で連れてきたものの、女の妙に堂々とした態度に押され気味です(事務所に入った途端女の空気が変わる)。女はひるむそぶりを見せないばかりか、販路を広げたいと積極的に提案してきました。その上ドラッグを作っているのが女自身と聞かされ、主人公は言葉を失います。ここまで余裕ある態度が目立った主人公なだけに、想定外の事態に困惑する様子が面白かったです。



どんな効果があるのかという話から、女はドラッグの効果を試してみますか?と持ちかけてきて、(自分が飲むつもりは毛頭なく)主人公に対して勧めますが、ここはさすがに主人公が一枚上手で、素早い動きで女の手を取って飲ませました。薬はすぐに効いて淫乱化し、我慢できずにオナニーし出します。知的な優等生という雰囲気だっただけにインパクトも大でした。主人公は手を出さず、ドラッグの効果を実況させつつ、女が乱れる様子をじっくり鑑賞します。

終わって女が元の済ました顔に戻ったあと、主人公は自分が話を付けるまでひとまず商売は辞めろと諭し、女も受け入れます(相当儲けているのか未練ありげな表情を浮かべるものの、最後は従う)。理性的な状況判断ができるのは好感が持てました。

朋子をバックでハメ


朋子は主人公に好意を持ち始めたようで(+他に頼れそうな相手もいない)、やたらと事務所にやってきます。キャバクラにハマって金を借りに来た男の話(どうして止めてあげないんですかと正論を言い出す)から、返せなくなったときの覚悟がお前にあるのかという展開になり、


客がいつ来てもおかしくない部屋での行為を迫り、バックでハメです(このあたりになると派手な喘ぎ声が漏れるようになりました)。


ソファーでさらにハメ、イかされまくり、男の虜になりかけな印象です。


朋子のこれまでの働きぶりもあり、バイトとして雇うのを決めるというところで体験版は終了です。

感想まとめ

話的にはテンポいいストーリー展開で、ヒロインも天才理系女子な夕浬や可愛いのに強い流果など、6人がそれぞれ個性的で面白く読めました。主人公も普段はクールですが時々女に翻弄される場面もあり、うまくバランス取れてました。システム的には一本道なノベルゲーで、選択肢は体験版の範囲ではなかったです。

エロ的には、主人公に元々好意を持っているヒロインが半分程度いるほか、それ以外のヒロインも金銭的理由で主人公の気を引かざるを得ず、純愛・和姦寄りでした。裏社会ものは鬼畜陵辱作品が多いですが、そういったシーンは少なかったです(朋子の初Hが強引な程度)。シチュは多彩で、主人公側から押し倒すシーンもあれば、刃物を突きつけつつ迫ってくるキャラもいまして(ただいわゆるヤンデレ・メンヘラではなく、刃物で脅す以外の方法を知らないゆえの行動と思われます)バラエティーに富んだ作りになってました。

俺の上であがく六人の伽女
俺の上であがく六人の伽女 [Guilty]