寝取られ・ホラー系エロゲ「戯ィ牙～ファンリューゲ†クリフォト～」（LiLiM）体験版感想

戯ィ牙～ファンリューゲ†クリフォト～ [LiLiM]

LiLiMさんの新作で、主人公達が化物達の戦いに巻き込まれていく、ホラー・バトル系ノベルエロゲです。体験版では冒頭部をプレイできました（Hシーン3つあり）。本編は2017/12/22発売予定です。

追記:12/22に発売になりました。
DMM販売ページ 9,504円

ある日、舞い込んだひとつの依頼。
「旧校舎の幽霊の噂を調べて欲しい」
真偽を確かめる為、幼馴染みで生徒会長の透子を中心として結成された「なんでも屋」が、調査を開始。

旧校舎に入り、怪異の原因を探り、なんてことはない理由だったと依頼人に安心してもらう……
はずだった。
怪異は存在した。
そして、それは透子達に襲い掛かる。

生徒会長に立候補した幼なじみの”来栖沢透子”が、なんでも屋を作ってトラブル解決しますと公約してしまい、

見事当選し、生徒会に主人公が協力させられているという状況で話は始まります。主人公の役職は副会長でした（この学校では会長以外の職は会長の指名で決まる）。書記の”波那海りるか”とともに生徒会の業務に真面目に励みます。

なお生徒会には他にデブ男（桧垣亜紀裕）がいまして、透子に惚れてますが、透子本人・主人公ともに警戒心はなく（人がよく、疑うことをしない雰囲気）、見下したり差別することはなくフレンドリーに接してました。

メールで初依頼が舞い込み、透子のテンションが上がります。内容は旧校舎で怪しい人影を見たというもので、早速調べに行くことになります。

続いて出てきたのは人妻な用務員の”露木茉穂”です。旦那（露木光則）も一緒に住み込みで働いていますが、この男は酒・ギャンブル好きのダメ男でした。テレビからは近くで起きた殺人事件のニュースが流れ、次第に不気味な雰囲気になっていきます。

いったん家に帰ったあと、生徒会の皆で集まって夜の旧校舎へ向かいます。

真っ暗な旧校舎は不気味そのものです。なにかにつまづいて怯えたデブ男が1人逃亡し、あとを追っていったん外に出ます。

ここで怪しい薬（ファンリューゲ）を拾い、この薬が物語上重要な役割を果たすことになりました。

さらに探索していくとシスター風の少女、郡司山桜桃（さとつかさゆすら）と遭遇します。調べてみると着ているのは以前の制服で、何かありそうな雰囲気です。

旧校舎に戻るとチャラ男（藤岡流雅）と遭遇します。奇声を発するなど様子がおかしく、しばらくすると化物（戯ィ牙）に変化しました。主人公達に戦闘能力はなく、一方的に攻撃されてしまいます。

ピンチに陥ったところで透子に変化が起き、剣が出現します。これを使い、なんとか追い払うことができました。

翌日の放課後、化物が言っていた”戯ィ牙”というワードを調べていくと、”ファンリューゲ”を使うことで”戯ィ牙”に変身するということがわかります。ファンリューゲは主人公が拾っており、まだ中身が残ってました。このあたりだいぶ非現実的な展開でしたが、主人公達は化物を実際目にしているせいか、疑問に思ったり取り乱すことはなくあっさり状況を受け入れてました。

教会に場面が変わり、用務員人妻が怪物に襲われてエロシーンです（撮られた映像を主人公が見ているという状況で、実際犯されたのは少し前のことと思われます）。あのとき薬を使って化物を倒しておけばと主人公は後悔します。（この主人公は、自分が責任を全部背負い込む傾向にあるようでした）

自宅に戻ったところで選択肢が出まして、茉穂（用務員）のところへ行くか様子を見るかを選べます（展開が大きく分岐するので、選ぶ前にセーブ推奨）。

茉穂のところへ行くを選ぶと旧校舎に1人で向かい、用務員旦那に浮気相手だと勘違いされて修羅場になります（この男は早合点で人の話を聞かず、怒りっぽい傾向にありました）。この男もチャラ男同様に薬を使い、変身して襲ってきます。

逃げ出すものの追いつかれてしまい、追い詰められた主人公は変身薬（ファンリューゲ）を使うことになります。相手の反応からすると姿は変わってないようですが、出せるパワーが段違いなほか回復力もすごく、無事追い払うことができました。…というところで体験版のこのルートは終わりです。

選択肢をロードし、様子を見るを選ぶと、何も起こらずに翌日を迎えます。いつものように登校すると、購買部が派手に破壊されており、用務員の2人も行方不明になってました。

主人公が知っていることを生徒会の皆に話し、どうするかを相談します。透子は警察に任せようと理性的・常識的な主張をするものの、主人公的には自分たちだけで解決したいようです。最終的には透子も折れ、何か知っていそうなシスター少女を見つけるべく、改めて旧校舎を探索することになります。

目的の少女はあっさりと見つかりました。旧校舎で会話しているうち次第に雰囲気が狂気系に変わり、主人公の血が欲しいと襲ってきます（この子が連続殺人の犯人でした）。先日襲ってきたチャラ男も合流し、絶体絶命な状況です。

透子が捕まってレズエロ…ではなく、シスター少女は実は男でしたので男×女なレイプです。透子が力を振り絞って行為は未遂に終わるものの、さらに化物が参戦してきまして、引き続きピンチな状況です。

ここまで目立たなかった波那海りるかがここで変身し、敵の攻撃をガードし、敵を追い払うことに成功、というところで体験版のストーリーは終わりです。

ここまで見るとHシーン2つが解放されました。透子のエロシーンは、化物化したデブ男によるレイプです。主人公の名前を呼んで助けを求めるなど、王道な寝取られシチュでした。

一方りるかは、既に何度も犯され済みという状況です。いつものように化物にハメられ、諦め気味でありつつも、ハメられると嫌がってました。なお巽というのは、殺人鬼（女装シスター）の父親です。

まとめ:
ホラー色強めな話で、薄暗い旧校舎でバトルが展開されたりなど、緊迫感・スリル感がうまく出てました。敵が主人公達を襲ってくる理由など体験版では明かされない部分が多かったですが、主人公の血（再生能力ありの特殊な血？）がカギになっている模様です。

システム的には、（バトルものの話でしたが）コマンド戦闘的なものはなく終始ノベルゲーでした。選択肢も、体験版では1箇所のみと少なめでした。

ヒロインは幼なじみ、文学少女、人妻の3人で、うまくバランスの取れた性格付けになってました。ビジュアル的にも可愛く描かれていてよかったです（女キャラのキャラデザは金目鯛ぴんくさん）。

主人公以外の男キャラは、デブ男・ダメ男・チャラ男と、寝取られものの定番キャラという印象でした。あとは体験版では出てこなかったものの、主人公の兄（製薬会社の研究員）も話に大きく関係していそうです。

Hシーンは3つ見られましたが、いずれも化物が攻めで、主人公によるHシーンはなしでした。サンプルCGを見ても主人公らしき姿は見当たらず（他の男キャラたちが攻め）、寝取られ色が強めな作品のようです。