こころリスタ![Q-X]
Q-Xさんの新作で、2003年に出ました「こころナビ」の続編ということです。体験版が出ていたのでプレイしてみました(なお前作は未プレイ)。本編は10/30発売予定です。体験版ダウンロードはこちら
こころリスタ! (Q-X) (18禁) [ゲーム] – Getchu.com
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それは……少しだけ未来の話。
一時は社会的に市民権を得たように思われたオタク業界は、大きな規制により昔のようなアングラな世界へ戻ろうとしていた。
規制はさらにネットへも急激に波及し、以前は人であふれていたコミュニケーションツール “IRIS” も、ライト層の減少により衰退の兆しを見せ始めていた。
そんな時代に生きる主人公・悠斗は、コミュニケーション能力に自信がない人見知り。
さらに “二次オタ” であることを隠しながら、安らげないリアルライフを送っていた。
現実でのコミュニケーションを避け、ネット上でしか他人と積極的に話さない悠斗にとって、IRISの衰退は大問題。
しかし 「自分にはどうすることも……」 と、タメ息をつくばかりの日々を送っていた。
だがそんな彼のマシンに、都市伝説と思われていた魔法のブラウザ “こころナビ” の次世代版・“こころリスタ” が強制インストール !?
ネット世界に吸い込まれた悠斗は銀色に光る樹がある風景の中で、謎の少女・アルファと出会う。
電車内で美人女(真名井 真理歩)に痴漢と間違われるところから話は始まりました。痴漢と間違われたことに若干怒りつつも外見を内心べた褒めしており、かなり主人公好みなようです。主人公は二次元女好きでコミュ障気味(一応会話はできる)でした。
三次元女には興味ないと言ってしまったのか功を奏したのかなんとか逃げ延びて街へと場面が変わり、この世界のコンピューター・ネットワーク事情が少し語られます。端末はスマホ・タブレット風で、リアル現在に近い感じでした。
家に帰るとお風呂入っている妹(長沢雪音、ふたりいる妹のうち姉の方)と鉢合わせしてしまい、全裸が見られます。胸は小さめですが整ったいい体型でした。仲よさげな喧嘩シーンのあと選択肢が出ました(セーブ可能)。どちらを選んでもセリフが多少変わる程度の違いのようでした。
エロゲではなかなか珍しく、母親も出てきました。ゲーム屋を営んでおり、レトロゲーム・カードゲーム中心なようです。ここでこの世界のゲーム事情について語られまして、リアルと割と近い感じでした。
自室へと移動すると長机にモニタが2つ並んでます。早速ネットにアクセスします(美朋というのは主人公がはまっている恋愛コミュニケーション?ゲームのキャラ)。ハードウェア的には3Dが当たり前という感じでした(手を突っ込んでアクセス可能)。
ここからネットワーク世界内が描写され、案内キャラがいろいろ出てきます。中身入りなのかそうでないのかが結構重要な模様です。雑談のあと”こころナビ”の話題が出てきます。どんな物だったか丁寧に説明され、前作をやってなくてもなんとかなく理解できました。
会話が終わってリアル世界に戻ってくると、端末に謎のアプリがインストールされているのに気づきます。
新手のウイルスかと警戒する主人公ですが、アプリはどんどん進んでいき、幻想的な世界に変わりました。
黒ずくめでゴスロリ風な謎の少女が現れて、物語がここから大きく動き始めます。
主人公が以前手に入れた大事な鍵を渡すと謎の妖精が現れ、
黒下着姿なアルファに迫られたりのあと、現実世界に戻ってこられました。このあたりのシーンはいい具合に緊迫感と謎があってよかったです。
仮想世界だけのキャラかと思っていましたアルファですが、目が覚めると現実世界にいました。
下着姿なアルファとふたりでいるところを妹(星歌)にばっちり見られてしまいますが、それほど大事にはならずアルファは窓からどこかへ行ってしまいます。
続いて緑髪の妖精が現れ、謎のコインが出てきます。
このコインを入れると電脳世界に入ることができ、そこでは謎のアイドルとの出会いがありました。
楽しい思いをして、また行きたいと思う主人公ですが、先ほどの電脳空間に行くにはコインをそのつど入れる必要がありました。そのコインは現実世界で女の子と話をしないと集まらないということです。
渋々ながら現実世界で女の子との接触を図り、まずはいつも行っているコンビニで店員女性(今関凛子)との会話を試みます。
うまい具合に話が弾み、コインを手に入れることができました。
コインは妹との会話でもたまりました。
続いてポニーテールで活発な感じの女の子(神波さち)が出てきました。主人公の幼なじみで、兄と一緒なことが多かったです。
学校に着くとアルファが転入生としてクラスに入ってきて、
アルファ的には主人公に恋をさせたいようです。
アルファに連れられて建物に入っていくと、冒頭の痴漢イベントで出てきた美人(真名井 真理歩)がいました。この子も二次元好きということで、話しているうちに痴漢の疑いは解け多少和やかな雰囲気になります。
学校の最近の状況もここで語られ、元々進学校だったのが急に変わってしまったということです。真名井真理歩は頭いい(理系)ようでした。
アルファが勝手に主人公(+アルファ)の入部届を出してしまい、アミ研(電網研究部)に入ることになります。
帰り道にあとをつけられて主人公は警戒するものの、正体はアルファでした。
前出のコンビニでクレープを買い物し、二人で仲良く食べたところで体験版は終了です。
まとめ:
いい展開の仕方で、世界観や主人公がコインを集める羽目になるまでがうまく描写されました。適度に謎もあり、テキストのテンポもよかったです。
未来的なコンピューター・ネットワークについては、昔と比べて現実の技術が進んでいるのでハードウェア的な面での未来感を表現するのが難しいと思いますが、なんとか未来感を出そうといろいろ工夫がされてまして面白かったです。
エロシーンは今回の体験版ではなしでした(お風呂で鉢合わせの裸がある程度)。ヒロインは理系に強い知的キャラが多めな印象で、コンピューターがメインな話とうまくマッチしてました。他に謎のアイドルも、いいキャラデザで正体が気になるところでした。
・本編サンプル画像