「虚空のバロック」(light)体験版感想

虚空のバロック [light]

lightさんの新作エロゲで、特異体質を持つ主人公たちが敵と戦っていくというノベル作品です。ブラック・サイクで活躍されてました上田メタヲさんが久しぶりに原画を担当、シナリオは昏式龍也さんと森間まりもさんです。本編は2018/01/26発売予定です。

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虚空のバロック
世界を壊したのは、たった一度の、告白だった――
先の見えない鬱屈から引き上げてくれた少女、古雅幸
彼女に向けて、神代直は想いを告げる――
「友達でいましょう――これからもずっと仲良くしてね?」
そんな、ありふれた定型文がぐさぐさと心を抉っていく
――だから、願ってしまった
世界なんて、終わってしまえばいい
瞬間、世界は崩壊した
甲信特異震災と呼称されるM7、2.0×10^16 Jものエネルギーが12キロ四方の空間を
文字通り薙ぎ払った

初めにグロ表示有無の選択があります。今回は”表示しない”を選択しました。


告白シーンからスタートし、地の文はいつものlightさんな雰囲気です。先輩( 古雅 幸)に告白するものの振られてしまい、ヤケになって”こんな世界滅んでしまえ”と衝動的に願うと、それが本当になってしまう(大震災が起こる)というインパクトある入りでした(なお詳しいところは描写がなく、災厄の原因がどこまで主人公にあるのかはまだ不明)。



気がつくと瓦礫だらけのビル地下です。ショックを受けたせいか告白絡みの記憶が飛んでいました。目の前にいるのは先ほど告白した先輩ですが、こちらも記憶が飛んでいるようで、気まずい雰囲気はなく普通に会話してました。惨状の原因が主人公にあるとはお互い思いもせず、(自然発生で)大地震が起きたのだと納得させて廃墟を歩いていきます。


大規模な崩落が起きて死を覚悟するものの、なぜか2人は生きていました。自分の手を見ると体が変化しており、これが助かった理由のようです。


上層に出たところで、腐敗した死体だらけという凄惨な光景が描写されました。グロ表示なしにしていてもこういったテキストはそのまま表示されるので、苦手な方はご注意ください(エンターキー押しっぱなしで早送りできます)。


生きている少年と少女(日下部 優理、ジャハーナーラ・ベーグム)に遭遇したあと、


場面変わってエロシーンで、先ほど見かけた少女が男達にハメられてます。少女は苦しみつつも状況は受け入れているようで、目立った抵抗はしておらず。


主人公がなにやってるんだと止めに入り、正論を言って口論・喧嘩になります。鉄パイプで殴られて主人公が変身したところで、


横から化物が登場し、並外れた怪力で男を惨殺してしまいました(ここもグロ描写あり)。



危機を認識したことで主人公の体がさらに変化し、全身が鎧化します。さらに誰かが加勢してくれ、なんとか撃退することができました。


場面変わって地上で、こちらも瓦礫だらけのひどい状況です。女2人(七海 やちる、伊里谷 加護)がピンチになったところで、主人公が助けに入り、


そんな感じで主要キャラが揃いました。会話しているうちに、なにかがおかしいことに気づき、町から出られなくなっているのではと推察します。


翌日、地図を見ながら歩いて行くものの、いつの間にか元のところに戻っていて先に進めず。法則性も見いだせず、この日は結局これと格闘しているだけで日が暮れてしまいました。



夜になったところで敵が襲ってきまして、ピンチになったところで加勢が入ります。今度は姿がはっきり見え、先輩そっくりでした。ですが変身しているわけではなく、先輩自身はそのままそこにいました。クローン・分身的なもののようです。


他には少女も何か能力を持っていそうな雰囲気がありました。



なんとか化物から逃れ、避難所に到着できました。ここで出てくる”尾崎”という中年の男は重要人物でした。


避難所でしばらく暮らすものの、いつまでたっても助けは来ず。これまでの現実世界とは別次元にあるようです。


入浴シーンではひととき、和やかな雰囲気でした。


化物の襲撃があり、先日話しかけてきた男が加勢してくれるのかと思いましたが、この男は味方ではなく敵でした。不意打ちされた主人公は大ダメージを受けます(痛みは半端ないものの、再生能力があるため大事には至らず)。


ここでタイトルにあります”バロック”という単語が出てきました。主人公などの変身と関係があるようですが、詳しいところはまだわからず。



少年をさらって逃げた男を追い、できた次元の裂け目に皆で飛び込みます。


出た先は山の上で、ようやく町から抜け出すことができました。


反対側を見ると、あるはずのない高層ビル街が広がっており、(ムービーからすると、本編ではこちらのビル街を舞台として話が展開する模様)


続いて謎の外国人2人が登場し、




終わりにムービーが流れて体験版は終了です。


まとめ:
ずっしりと重厚な雰囲気のシリアスゲーで、話の雰囲気と絵の雰囲気がばっちりマッチしていて引き込まれる内容でした。話も適度に謎があり、この先どうなっていくのか気になる終わり方でした。

システム的には、(化物とのバトルシーンがたびたび起こりましたが)コマンド戦闘的なものはなく、読み進めるのみのノベルゲーでした。選択肢も体験版の範囲ではなかったです。

エロシーンは少女のハメられ(輪姦乱交)と、あとは入浴シーンで皆の裸が見れまして、どちらも描き込まれたいいCGになってました。

虚空のバロック [light]


・主な過去作品

シルヴァリオ ヴェンデッタ

それはやがて訪れる近未来。
化石燃料の枯渇が叫ばれ始めた時代、
各国が数少ない資源を奪い合う中で日本は未知の素粒子‘星辰体(アストラル)‘の発見に成功する。
一躍エネルギー問題解決へと踏み出すがしかし、日本の一国台頭を認めない各国は新技術の奪い合いへと乗り出した。

シルヴァリオ トリニティ

領土と資源を巡り衝突を繰り返している隣国、アンタルヤ商業連合国。
旧日本国から転移した建造物により、プラーガを聖地と崇めるカンタベリー聖教皇国。
そして軍事帝国アドラーからは黄道十二星座部隊(ゾディアック)が一つ、第六東部征圧部隊・血染処女(バルゴ)。
並びに第八東部駐屯部隊・猟追地蠍(スコルピオ)。
軍事的、経済的、宗教的理由から相容れない三国は表向き停戦条約を結びながらも、
水面下で己が覇権を握るべく静かな暗闘を続けていた。

Dies irae 〜Acta est Fabula〜 HD -Animation Anniversary-

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